たまにはメンテナンスの日。紅茶以外にも。
いよいよ今週末から日本です!
毎回イベントや講義に来てくださる、すでに顔見知りでほとんど友達のように感じる方たちにお会いできるのはとても楽しみ。
もっともその前の準備が大変ではありますが・・・・。
いくら忙しいと飛び回っていても、疲れた顔をして、集中力もないようでは「紅茶は健康にいいのです」とか「紅茶は気持ちを豊かにします」なんて言っても誰も信じてくれません。
その点、イギリスの紅茶を代表する立場にいる友人のジェーンは、実にすばらしいと、会うたびに思います。
スリムで綺麗で、センスもよく、何よりも一瞬見とれるくらいの笑顔の彼女は、まさに英国紅茶のアンバサダーの役目にぴったり。
今日はそんな彼女と久しぶりにお茶をはさんでたっぷりおしゃべりしてきました。
レッスンが終わるとダッシュして待ち合わせ。
どこか新しいところに行こう、というので彼女のお勧めで、アールズコート近くのベティ・ブライスへ。
レトロな感じが可愛いお店です。
カップケーキも相変わらずの人気です。
私はダージリンの紅茶とピンク色のアイシングが可愛いカップケーキを、ジェーンはカスタードタルトを選んで、外に出されたテーブルでいただきます。
信じられないほど暖かい(暑い)日で、この日の最高気温は27度。
彼女も私も早口で、わき目も振らず怒涛のように喋り続けること2時間。
チベットの山の上で揃って高山病になり、インドでマラリヤにならないか心配になるほど蚊にさされ、霧で先が見えない台湾の山の上で心細い思いをし、そのたびに彼女の笑顔にどれだけ救われたかわかりません。
お姉さんがいない私にとって、まさに彼女は少し歳の離れたお姉さんという感じ。
・・・・・彼女には到底及びませんが、一応私もこの歳になれば、色々と自分のメンテナンスも必要になるのを痛感します。
林真理子さんがエッセイで書いていましたが、女性の美しさは、どれだけ多くの他人の手に触れられるかで決まると言います。
あ、あの、そういう意味じゃないですよ、つまり、フェイシャルとか、エステとか、ヘアの手入れとか、そういう方面ですね。
同じことがごく最近のイギリスの新聞タイムスにも書いてありました。
なるほどね・・・確かにセレブリティと呼ばれる人々が美しいのは、それだけお金と他人の手がかかっているからに違いありません。
一般人として、それは望めないにしても、私も何とか時間をやりくりして月に一度のフェイシャルは欠かさないようにしています。
イギリスに住むようになって最初の1年は、子供が小さくてとてもそれどころではありませんでしたが、歩いていかれる距離になんと前年度アウォードを取ったエステティシャンが経営するサロンがあるのを見つけ、それ以来もう12年くらい通っています。
常に同じ人にケアしてもらういい点は、すでに自分の肌を知りぬいている人なので、その都度必要なケアをしてもらえること。
乾燥していれば保湿を、南の島のホリデーで焼けた後なら美白を、という風に。
忙しいと、自分であれもこれもはできないので、できるところはプロに任せます。
先週末がちょうど予約日で、アロマの良い香りと静かな音楽にぼーっとして、現実に帰るのに時間がかかりますが、次は東洋医学、鍼とマッサージをやはり何年もお願いしている日本人のK先生のところへ。
K先生はもう、彼が押す場所にはずれはない、というくらい、時間いっぱいずっと気持ちいい!というすごい先生です。
CA時代から腰痛や肩こりに悩む私は、先生のいくところどこにでもついていきます、くらいの勢いで、先生が場所を変わってもずっとお世話になっています。
現在は独立されていますが、ちょうどお引越しなので、落ち着かれたらまたご紹介しますね。
ロンドン在住、肩凝りで悩む人には絶対お勧めです。
一日使って、自分をメンテナンスする日っていうのもあっていいかな、と思いますが、ちょうど先週末は子供たちが家に戻っていました。
寄宿学校ではエクシアットという週末だけ家に戻れる機会が3週間ごとにあります。
お母さん、徹底的に休む日、ということで、この日は夕食は作らずEalingにある大好きなピッツァ屋さんSanta Mariaへ。
釜をイタリアから取り寄せ、オリーブオイルや粉はもちろんですが、野菜まで全てイタリアから調達しています。
私が好きなのは、ナスやコージェット、アーティチョークが載ったこれ。
先日「Eat, Rray, Love」というジュリア・ロバーツが出ている映画をテレビで観たのですが、彼女がそこで食べているピッツァを見て、「これが食べたい!!」と思ったのです。
パンみたいなクラストじゃなくて、持ち上げられないくらい薄ーいクラストの、モツァレラが糸を引くあれ。
こういうことのリサーチは上手な夫が見つけてくれたのがこのお店、カジュアルで家からも近くて、何度も通ってしまいそうです。
娘はもっとシンプルに、マルガリータにハムを載せてもらって。
映画では、がんがん食べるジュリアの前で友達が実にうらめしそうな顔をして手を出さないのです。
「イタリアで暮らすようになってからとっても太ってしまって、ほら、あれ、なんていうんだっけ?」
「Muffin top?」
「そうそう、それができちゃったの」
それに対してジュリアは、もっと人生を楽しまなくっちゃ、みたいなことを言い、友達も結局とても美味しそうにほおばっていたのが印象的でした。
マフィントップって知ってますか?
えーと、わき腹っていうのでしょうか、あばら骨が終わったあたりに付いた肉が、外側にはみ出す感じになるあれのことです。
なんと、イギリスでは「Love Handle」って愛称もあるんですよ!
キスしたり、ハグするときに、相手がそこをハンドルみたいにしてつかまるって意味らしいです。
いやいや、なんとも色気がない、その気がなくならないかしら、と思ってはいけないのです、それも含めて愛しているからこその愛称なのですから。
お店に並ぶワイン。タスカニーに2週間滞在した時に、あちこち回ったワイナリーで見たものなどもあります。
お店は小さくて、いつもひとでいっぱい。
予約はできないので、名前を告げて隣のパブでドリンクを飲みながら待っていると呼びに来てくれます。
子供たちはまず、前菜としてすでにこんなものをオーダー。
モツァレラとガーリックのフォカッチャと書いてありますが、ピッツァ生地のですね。
次男は子供らしくなく、ケイパーやオリーブ、アンチョビが好きなのでそれをオーダー。
私と娘は途中でピッツァを断念した割りには、ティラミスはちゃんといただきます。スミマセン。
私の友達には、食べたいものはしっかりと食べる!という人が多く、みんな元気で生き生きとしています。
一方で、ジェーンもそうですが、
「私はもう、好きなものを好きなだけ食べる年ではなくなったのよ」
と、メニューをじっくり見ながら微笑むマダムも素敵。
そういう人ってたいていほっそりして綺麗なのよね・・・・・。
美味しいものを食べて、飲んで、おおいにおしゃべりする。
それもきっと健康にはいいはず。いや、美容にどうかはわかりませんが・・・・・。
我が家の場合、子供と言えども17,14、12歳ですから、話のテンポや話題はオトナとあまり変わりません。
なかなか会えないので、彼らも親を疎ましく思うことはないようで、色々な話ができます。
翌日は彼らのリクエストで自宅でちらし寿司。
さらには、Harrowスクールのお坊ちゃまたちのリクエストでいなり寿司の出前。
いえ、出前ではないんですが、長男の友達が口をそろえて
「クリスのお母さんの、あのOinarisanが食べたい!」
と言うので、学校に戻る時、20個ほど持たせました。
あっという間になくなってしまうんだろうなあ。
やれやれ、メンテのための週末のはずが、なぜかいつもこういう終わり方になるのよね・・・・。








