こんばんは、鈴木です。
◎間違った経費削減
今、75%の中小企業が赤字となっています。そういったとき赤字の会社は間違った経費削減に走ってしまいます。
利益=売上-経費。ということで、ここから、ただ経費を削減してしまうのです。
この算式は計算のための算式。大きな落とし穴があります。
そもそも経営はお金を投資して利益を生み出すことです。お金はまず使うことが先、前提。使わないと利益は出ません。
それなのにお金を使わなければ利益が出る、と考えてしまう。利益を出すための投資としての経費をこれでもかと削減しようとしてしまうのです。
たとえば人件費を筆頭に、広告宣伝費、商品の価値を上げるための教育費、売上や利益を上げるためのコンサルタント料等・・、固定費というカテゴリーで単に減らしてしまいます。
減らすところが違います。減らすにしても最後です。これでは経営になっていきません。
悪循環。じり貧。もっと赤字になってしまいます。最後は倒産にもつながります。
利益=売上-経費、の算式で考えるとうまくいかないのが経営ですね。
業績の良い会社は使うべきところにはお金は使っています。先のことを考えて苦しい中投資してきている会社が今業績が良くなっている会社です。
短絡的な経費削減はご注意ください。