皆さんこんばんは、浜松の経営計画専門税理士 鈴木です。
会計上、利益は5つに分けて考えられています。
一つは【売上総利益】。
これは「売上」-「売上原価」=【売上総利益】です。
いわゆる粗利益。付加価値といったりします。製造業等以外ではこれが限界利益にもなります。
もう一つが、【営業利益】。
【売上総利益】-「販売費および一般管理費」=【営業利益】です。
これは本業で稼いだ利益です。
3つめが【経常利益】です。
ケイツネ、なんていわれますね。
【営業利益】+営業外収益-営業外費用=【経常利益】です。
営業外費用には借入金の利息があります。
4つめが、【税引前当期利益】。
これは【経常利益】+特別利益-特別損失=【税引前当期利益】。
5つめが【税引後当期利益】。
【税引前当期利益】-法人税等=【税引後当期利益】です。
で、この中で一番重視される利益はなにか?というと、
【経常利益】になります。
本業での利益【営業利益】ではないのか?という方もいます。何が正解ともいえないのですがやはり【経常利益】となります。
なぜなら、
【経常利益】は借入金の利子が入っています。会社経営において借入金は切っても切れない関係。
だから借入金の利息を加味した経常的な利益、【経常利益】が一番重視される利益となります。
銀行や投資家などが一番着目する利益が【経常利益】。
そしてこれが一番大事なのですが、社長が経営計画で一番最初に決めなければならない数値が【経常利益】です。
「売上」ではありません。頭の真ん中においておいてくださいね!^