皆さん、こんばんは、経営を良くする財務コンサルタント 浜松の経営計画専門 税理士 鈴木崇之です。いつもありがとうございます。
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設備は現事業の強みではあるが、いったん情勢が変わったらお荷物になってしまう危険を常にはらんでいる。
設備投資のまず第1の不利は、設備資金の金利、減価償却、維持費などの増加と、設備を使う人の人件費などの固定費増加による損益分岐点の上昇である。
第2には、設備資金の返済による資金繰りの圧迫である。不況による売上減少時などに、本当に骨身にこたえるという経験をお持ちの方は、相当いる筈である。
第3の、そして最も重大な不利は、変化に対応する機動力と弾力性がなくなっていくことである。
設備は、これが順調に働いていてくれてこそ武器である。働かない設備ほど始末の悪いものはない。そしてその危険は常に外部にあるのだ。市場は変化する。お客様の好みは変わってゆく。
得意先の方針が変わる場合もある。いつ、わが社の設備でつくられた商品が陳腐化したり、あるいは全く売れなくなるか分かったものではない。
「一倉定の経営心得より」
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設備投資はリスクを把握し納得した後する。そのあとの心定めが違います。