こんにちは、会社を強くする決算書活用コンサルタント 浜松 税理士 鈴木崇之です。いつもありがとうございます。
利益を上げるにはまず2つの方法があります。
どうすれば利益が上がるのか?
①売上を上げる
②経費を下げる
当たり前ですね。
ただ、稲盛和夫さん曰く、
経営の原理原則は「売上を最大に、経費を最小に」することと断言しています。
「経営者は利益を追求するのだが、多くの経営者が売上を増加させようとすると、当然経費も増えると思っている。これが経営の常識なのである。
しかし、『売上を最大に、経費を最小に』ということを経営の原点とするならば、売上を増やしていきながら、経費を増やすのではなく、経費は同じか、できれば減少させるべきだということになる。
そういう経営がもっとも道理にかなっている・・」
京セラ、KDDI、今は日航の再建に担ぎ出されている稲盛さんの言葉だけに説得力があります。
さて、利益を上げるもう一つは。
これは新たにではなく、②の経費を分けます。
変動費と固定費です。
変動費とは売上の増加とともにかかる経費です。小売業でいえば売上原価にあたります。70円でペットボトルのお茶を仕入れて、100円で売る場合の70円にあたります。
固定費とは経営をしていくうえで必ずかかる固定的な経費、地代家賃などの販売費や管理費などがそれにあたります。
ということで、
利益を上げる3つの方法。
①売上を上げる。
②変動費を下げる。
③固定費を下げる。
ここで、②の変動費を下げる=限界利益を上げる、限界利益率を上げる、と同じです。
限界利益=売上-変動費
限界利益率=限界利益/売上 です。
限界利益というと難しく感じますが、上記のペットボトルでいうと100円-70円=の30円にあたります。
限界利益率は30円÷100円=の30%です。
利益を上げる。といった場合どうしても売上を上げることに躍起になってしまいます。
ただ、売上だけではありません。売上を上げても逆に利益が少なくなっている場合も少なくありません。
利益を上げる3つの方法。
①売上を上げる。
②変動費を下げる。(=限界利益率を上げる)
③固定費を下げる。
利益を上げるために経営戦略をどうするのか、方針がまず大切ですね。