こんにちは。税理士の鈴木です。いつもありがとうございます。
今回は決算書の目的です。
さて、何のために決算書を作るのでしょうか?
愚問?そうですね、これは会社の経営状況を知るためです。
では、経営状況とは?
人によって色々ありますが大きく3つあります。
1.会社の財産はどれくらいあるのか?借金と自己の持ち分は?
・・・BS:貸借対照表が登場します。
2.会社の儲けはどれくらいあるのか?
・・・PL:損益計算書が登場です。
3.資金繰りは大丈夫か?効率は?
・・・CF:キャッシュフロー計算書の登場です。
では、決算書は誰のために作るのでしょうか?
これはとても重要です。上の経営状況についてはどの本でも最初に書いてあるのですが、これが抜けているケースが多いのです。
実はこれ、会社外部の人のためです。
会社の債権者、投資家、取引先、税務署などの会社外部の利害関係者が会社を判断するために決算書は作られます。
これはとても重要です。まず忘れないでください。
では、会社内部の人が決算書を活用するためには?
会社の内部の人が決算書を活用するわけですから、会社外部の人のために作られている決算書をまず知った上で決算書のデメリットを補いながら活用する必要があります。
決算書のデメリット考慮しながら経営を判断し、改善する必要があるのですね。
【今回のまとめ】
決算書の目的は会社の経営状況を知ること。
経営状況は、1.財産の状況 2.儲け 3.資金
1.にはBS、 2.にはPL、 3にはCF、という決算書を用意。
決算書は誰のために作るのか?
・・・会社の外部の利害関係者のためにつくる。
~決算書の見方・読み方・活用入門~
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【後記】
会社外部の人のために作る決算書を、会社内部の人も活用するためには?会社外部の人が知りたい情報と内部の人が知りたい情報とは違いますね。ただ同じものもあります。
また内部の人が知りたい情報はより細かいところまで知りたい・・。体系づけたい・・。いろいろ考えながら決算書を見ると決算書の見方が変わり、理解が高まります。決算書の活用力が急上昇しますね。
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