◆BSが資金繰りを悪くする | 浜松 キャッシュフローコーチ®・税理士 鈴木崇之のブログ 〝すずレポ”

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資金繰り、キャッシュフローの話です。



資産計上すると資金繰りは悪なります。



当たり前のように、

建物1000万円。

BSの資産:建物1000万円。

としていますが、

これが資金繰りでいえば悪の根源です。



頭を切り替えて

キャッシュフロー、資金繰りの改善を

会計の最大の目標とするのなら、

建物1000万円の支出は、

資産ではなく、即費用として計上すべきものなのです。



ただ、今の会計は、

費用収益対応の原則。

正しい期間損益計算のため。

減価償却費で・・・・

いろいろな理由で資産計上をしているだけとも言えるのです。



利益税金がかかります。

現金で払った建物は資産計上。

経費になりません。

納税資金に苦しむ要因です。


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【たとえば、】

現金1000万円で事業をスタート。

現金すべて使って、建物購入:資産。

1000万円のコンサルタント料は売掛。


仕入0として、利益は1000万円。

税金40%として400万円納税・・・

現金がないため・・借入等で。



売掛が問題ともいえます。

よく言われます。

もっともです。


ただ、

前段階の根本的な考え方として、

建物がすべてPLの費用になっていれば。

どうか。


利益0。

税金も0です。

少なくとも納税資金のための借入金は不要です。

資金繰りは助かります。

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減価償却費はキャッシュフローのプラス要因です。

これは、そもそも税金を先にとっているからに他なりません。

減価償却費がキャッシュフローのプラス要因!!

そんなにありがたがる代物でもない?といえますね(笑)



BSがなければ・・

支出をすべて費用にできれば・・・

資金繰りは楽になります。



今後も、

BSはなくならないのでは?・・・

支出もすべて費用にできないのでは?・・・

確かにそうですが、

原理は知っておいて損はありません。

使えます。



頭の片隅にぜひ置いておいてくださいね。