先週から話題になっていますが、
全都道府県の最低賃金の改定額が出揃い、
徳島県は、中央最低賃金審議会の引上げ
目安50円を大きく上回り、
84円引上げの980円となることが
分かりました。
最低賃金は、経済情勢に合わせて全国を
A~Cのランクに分けて、
ランクごとに引上げ目安が示されていて、
同じランクでは同じ最低賃金ということが
多かったですが、
このところ、隣県に負けないようにと、
目安より1円高く引き上げたり、
微妙にバラつきが生じてきていて。
現状の四国4県はこんな感じで、
・香川県:918円
・愛媛県:897円
・高知県:897円
・徳島県:896円
大差はないようですが、
徳島県は、沖縄県とならんで、
岩手県の893円に次ぐ全国45位の低さと
なっておりました。
それが、今回の引上げで、
徳島が一気に四国で1番となるわけです。
・徳島県:980円
・香川県:970円
・愛媛県:956円
・高知県:952円
今回、20都道府県が目安の50円の引上げで、
それ以外は50円を超える引上げでしたが、
徳島県の84円の次は、59円でしたので、
異例中の異例かと思います。
働く人にとっては好ましいことですし、
周辺地域からの人材確保の期待ということで
メリットもあるかもしれませんが、
実際、企業としては大変かもしれませんね。
もともと最低賃金は上回っていたとしても、
896円だった人が980円になるわけで、
これまで980~1000円だった人も、
そのままというわけにはいかないようにも。。
物価も上がって、生活費も上がっているので、
給与も上げて、
その分、社員のパフォーマンスも上がって、
会社の収益も上がって、
となると丸く収まりそうですが。
とりあえず、賃上げの原資確保のためにと、
逆に雇用が減らすことがないことを願いたい
ですね。
ちなみに、980円に改定されるのは、
令和6年11月1日予定となっておりますので、
ご注意ください。
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