ショパンマラソンとジュニアピアニストアワードが終わってから、旅に出ていました。

目的地は青森です。

まず弘前城へ向かうと、まだ八重桜としだれ桜が咲いていました。

弘前城は桜で有名ですが、もう散ってしまっただろうと思っていたので、少しでも見ることができて幸運でした。  

弘前城に残るのは天守のみですが、城郭が大きく、松本城より広いのでびっくり。

さすが10万石の弘前藩(津軽藩)ですね。                                            

弘前にはお城があり、旧制高校があり、国立の弘前大学がある学都で、落ち着いた感じが松本と似ています。

歴史が古く、洋館やカフェが点在する素敵な街です。また行ってみたくなりました。

今は県庁所在地の青森は、津軽藩がつくった港だそうです。

弘前駅にはストリートピアノもありました。

駅などで津軽三味線ががきこえます。

 

車窓から秀麗な岩木山が見えました。

信州ではいつも山が目に入ってくるので、他の街でもつい目で山を探してしまいます。

山があると落ち着きます。信州人だなあ。

 

翌日は青森の三内丸山遺跡へ行きました。

縄文時代は1万年以上も争いがなく平和だったのがすごいですね。

 

それから八甲田山の麓にある酸ケ湯温泉へ行きました。

白骨温泉のような白いお湯が湧き出る、山の湯治場です。

山麓のブナ林はまだ根元に雪がありましたが、新緑が美しい山道でした。

 

帰りに青森港を眺めて、おいしい海鮮をいただきました。

海や山、桜、縄文遺跡、温泉などを満喫した旅でした。

実は私の父方は東京なのですが、母方の先祖が青森にいたそうです。

でも今まで青森へ行ったことはなく、初めてだったので、とても面白い経験になりました。

先祖は青森の武士だったそうですが、青森にはお城がないので、弘前かもしれません。

私たちが今あるのはご先祖様のおかげなので、はからずもご先祖様に感謝する旅となり、

しばし日常をはなれた異空間に漂うことができました。

リフレッシュして、また明日からレッスンです!