ピアノの鍵盤は、いつ頃できたのでしょうね?
この見慣れた鍵盤ですが、つくづく良く出来てるなあと思うのです。
鍵盤の歴史はピアノよりオルガンの方が古く、はじめは古代ギリシャの水オルガンとされています。
水の圧力で空気を圧縮して、笛を鳴らす装置だったそうです。
それから音階の理論ができて、鍵盤が発達して来るのですが、
私が感心するのは、白鍵と黒鍵の高低差なのです。
これがもし同じ高さだったら、すごく弾きにくいのではないでしょうか?
黒鍵を高くするように発明した人は、すごい天才だと思うのです!
この白黒鍵盤が歴史上、はじめて確認されるのは、1361年制作のハルバーシュタット(ドイツ)のオルガンだそうです。
ですから白黒鍵盤の発明は1361年とされています。
意外と新しいのではないでしょうか?
1361年といえば、中世後期でルネッサンスへ向かう頃ですね。
これは1390年頃のベルギーのシント・バーフ大聖堂にある祭壇画に描かれているオルガンです。
オルガンの鍵盤が確認できますね。
やはり黒鍵の方が高いようです。
これなら弾きやすいですね。