草莽崛起~阿蘇地☆曳人(あそち☆えいと)のブログ -21ページ目

草莽崛起~阿蘇地☆曳人(あそち☆えいと)のブログ

自虐…それは資本の国家を愛すること。。。自虐史観を乗り越えて、「日本」のソ連化を阻止しよう!
The Rising Multitude

 廣松の「物象化論」は マルクスの分析の前半(人格と生産関係の物象化Versachlichung → 物象の能動化・主体化Personifizierung)を軽視し、後半(物神崇拝Fetischismus → 社会形態の「物的」属性化Verdinglichung)を「物象化」とした ために、物象化の発生メカニズムが曖昧になってしまった。

 勿論,廣松氏も営利労働(私的労働) を構成契機とする社会的分業が発生して生産関係がVersachlichungしたことにFetischismus → Verdinglichung(廣松氏のいう「物象化」)の原因があることは知っているだろう。しかし,前半メカニズムを指すはずの物象化を後ろにずらして使ってしまったために発生過程を説明する概念を事実上手放してしまったのである。

 

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 広義の「互酬性」の構成契機

  • 相互承認:財や行為の提供・享受を通じて,互いに相手を認知し,相互の立場・関係を確認し合う。
  • 協同あるいは共同の成立:規範や行動目的,価値観などを共有しそれに基づいて財や行為の提供と享受が行われる
  • それぞれの立場,その間の関係だけでなく,共有対象も再生産される
 3つのサブタイプ 
 
   1. 人格的依存関係の中の共同体的規制を伴う互酬(伝統的互酬)
 
 贈与や返礼が社会的な義務とされ、贈与者と受け手の関係はそれぞれの人格に固着する傾向を持つ。共同体の絆が強調され、個人はその中での自分の役割を制生産する。  
 
   2. 物象化(相互手段化)を伴う市場交換としての互酬
 

  物やサービスが価値を持つ道具として交換される。市場のメカニズムにおいては、個人間の関係が「手段的」に取り扱われるため、互酬は物象化された形で成立する。

 

   3.自由な個体性を主体とする自由な相互享受としての互酬

 

 マルクスが描いた「人間的生産」や、自由な相互承認。 個々の個体が自由に自分の本質を表現し、他者との相互承認を通じて社会的結合(協力関係)から生じる力を自己に服属させる。 人格的な関係の再構築であり,脱物象化であるという限りで自由な個体性による互酬は,伝統的互酬の復活である。しかし,同時に共同体規制や人格的依存からの脱却でもあるという点では,伝統的互酬への復古ではない。

 

 

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