【仮説:請検証】3カ国の政府は何故、飽きもせず参拝批判を繰り返すのか? | 草莽崛起~阿蘇地☆曳人(あそち☆えいと)のブログ

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自虐史観を乗り越えて、「日本」のソ連化を阻止しよう!

「日本政府要人がヤスクニに参拝しても、中・朝・韓政府には何の実害もないのに、どうして彼らは、参拝批判をやめないのか?」と不思議に思っている方がいると思います。
 
また、僕自身の疑問としては「ヤスクニが参拝しただけで軍国主義を支持することになるような施設だというなら(僕自身は実際に全くその通りだと思っています)、その解体を主張すべきだが、なぜそうしないのか?」というものがあります。
 
※参拝批判もヤスクニ解体要求も、外国政府や外国人からなされれば、確かに「内政干渉」ですが、「内政干渉」は別に悪いことではありません。必要があれば大いにすべきです。例えば、我々は北朝鮮の脱北、収容所などの問題に大いに干渉すべきだし(拉致問題は、日本人が被害者となっている人権侵害事件ですからこれを取り上げることは内政干渉ではありません)、北京政府が、チベットやウィグルでの人権抑圧に対する批判を「内政干渉」を口実に無視することを許してはなりません。
 
日本政府要人:祖国防衛のために散華した英霊に感謝
 
中・朝・韓の各政府:軍国主義、侵略への無反省と批判
 
日本の排外主義者と政府:内政干渉と反発

 

参拝をめぐる騒動についてのごく一般的な「フツー」の「アタリマエ」の「シゼン」な見方は上記のようなものでしょう。
 
しかし、僕は、このような見方は、極めて浅薄な見方であると考えます。このような捉え方では、冒頭に掲げた二つの疑問が解消されないからです。
  
そこで、今回仮説として提示したいのが次のような見方です。
 
 
中・朝・韓政府:このうちの少なくとも一つから何らかのシグナル
 
⇒日本政府要人:先方にとって適切なタイミングでの参拝
 
中・朝・韓政府:「軍国主義、侵略への無反省と批判」
(国内の対立・矛盾を外部へ転)
 
日本の排外主義者と政府:内政干渉と反発(「非国民」「プロ市民」狩り、在日バッシング⇒ルサンチマンの一時的解消、日本政府権力への迎合[日本政府の求心力強化]、国内矛盾の隠蔽・転荷)
 
ポイントは、日本を含む4政府にとってヤスクニ騒動は、政治的効用があるということです。
 
中・朝・韓の3政府にとっては、自分たちへの国民の反発を外にそらす効用があります。そして、この点は、日本政府にとっても全く同じです。だから、彼らは、4者ともにこの騒動の根本的な解決を実は望んでいません。必要が生じればこれを繰り返し利用したいと考えているでしょう。
 
となれば、当然、ヤスクニの解体など、中・朝・韓3政府の側から要求するはずもないわけです。
 
しかし、上記の見方は、全くの思いつきにすぎず、一応上記のように論理的整合性はあるとしても客観的な根拠に欠けます。そこで、とくに「先方にとって適切なタイミングでの参拝」の部分について、ご検証をお願いします。