【from知恵袋】「共産主義は、労働してもしなくても給料が同じだから、サボり得」? | 草莽崛起~阿蘇地☆曳人(あそち☆えいと)のブログ

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「共産主義は、労働してもしなくても給料が同じだから、サボり得だ。皆がサボりだすので必ず経済破綻する机上の空論だ」説こそが、データに基づかない、机上の空論なのでは?

マルクスは、共 産主義は、《能力に応じて労働し、労働に応じて受け取る》段階から《能力に応じて労働し、必要に応じて受け取る》段階へ発展すると主張し、後者への移行の条件を挙げつつ、その移行が容易ではないことを指摘しています。 つまり、差し当たって現実的なのは、《能力に応じて労働し、労働に応じて受け取る》の方だということです。「労働してもしなくても給料が同じ」という社会などをマルクスが提唱したという事実はありません。 また、ソ連などの国家資本主義諸国の現実においても、「労働してもしなくても給料が同じ」という制度が採用された事実などありません。 結局、「共産主義は、労働してもしなくても給料が同じだから、サボり得だ。皆がサボりだすので必ず経済破綻する机上の空論だ」説こそが、実際には、理論的にも、実践的にも存在しない、自分が妄想したものに過ぎない、架空「共産主義」を批判したつもりになっている、データに基づかない、机上の空論なのではありませんか?

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以上は、10年以上前に知恵袋に投稿した質問です。それに対して4人の方からご回答をいただきました。今回はまず一人目の方のご回答を紹介します。

《そんな阿保な事を言ってる人が、未だいるんですか?。幼稚だね。/マルクスは、経哲草稿位しか読んでないけど、人間らしさということを、真剣に追及した人物だと思うね。 労働が、苦役だという考えがおかしい。 労働は、本来、喜びを伴うものであるべきだとか。。。マルクスもどきの説かもしれんが。》

 

それに対する僕のリプライは次の通り。

《ええ、正直僕も、最初、驚いたんですが、知恵袋のマルクス関連のQ&Aの殆どで、質問者も回答者も、こうした誤解を前提にやり取りをしているのです。 特にカテマスの看板しょっている人ほど誤解しているケースが多いようです。》

さいごのお礼コメントには、次のように書きました。

《労働自体が享受の対象となりえるという考えは、マルクスもどきではなく、間違いなくマルクス自身の考えであります。》

 

 
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