マルクス自身の理解は、もう少し複雑です。
労働が尊いなら、ジャンジャン労働しよう、過労死も受け入れようぜっとなるはずですが、逆です。労働時間如何に縮めるかが、人類の未来にとって重要なんだとか。
「労働が価値を生む」というのは、必ずしもいいことではなくて、労働が価値という物神になって絶対的な力をもって人間を支配するヤバいことにつながるんだとも考えていますね。
人間は労働をやめることはできないけど、それに費やす時間を減らしていくことが肝要なんだと、資本論の第3部の草稿で書いています。ただし、その場合、生産性を引き上げることによって必要な物財の量は確保しながらという条件が付きます。
The Jam - Precious (Compact SNAP!)