「マルクス主義についておたずねします。」 | 草莽崛起~阿蘇地☆曳人(あそち☆えいと)のブログ

草莽崛起~阿蘇地☆曳人(あそち☆えいと)のブログ

自虐史観を乗り越えて、「日本」のソ連化を阻止しよう!

「僕は、葦津珍彦先生のお父上の耕次郎氏を尊敬する戦前派ですよ。」というあなたに純粋に興味がわいたので是非とも教えて頂きたいのですが、

Q1)
レーニンやスターリン、そして今の日本のマルクス主義者たち(日本共産党や新左翼)などについて、あなたはどのように評価していますか?

Q2)
あなたは、マルクスのどこを評価して、どこが間違っているとお考えですか?

Q3)
「戦前派」というのは、今の日本のマルキストとはどう違うのでしょうか?

Q4)
マルクスが今も生きているとしたら、彼は今の日本のマルキストたちを見て何と言うと思いますか?嘆くでしょうか?喜ぶでしょうか?

Q5)
森嶋通夫「思想としての近代経済学」、小室直樹「経済学をめぐる巨匠たち」、池上彰「高校生からわかる資本論」くらいでしかマルクスを知らない私に、なにかわかりやすい本があれば教えて頂ければ幸いです。

たくさん質問して恐縮ですが、ヨロシクお願いします。m(_ _)m

1.スターリン:実践家としての業績は勿論ですが、理論家としても「生産関係の基礎としての所有論」とでっち上げた廉で万死に値するものと思っています。レーニン:実践家としても、理論家としても依然考えていた以上に問題のある人だったと思い始めています。現在の僕にとって最も重要な問題は、工場の労働者による管理に対する彼の姿勢です。彼は結局官僚的な企業統治を選んだのだと思いますが、それは間違いでした。日本共産党:民族主義、改良主義、議会主義の傾向が強いと感じられついていけません。新左翼:結局、運動の主体を誰と捉えているのかが不明で、何をしたいのか全く理解できません。

2.マルクス:最も評価するのは、「権利は不平等でなければならない」と喝破し「私有財産の均分」を求める思想・運動を「粗野な共産主義」と断罪したところです。次に評価するのは、資本主義の克服の要諦が普遍的な社会的連関に立脚する自由な個体性の実現であることを示唆した点です。間違いは、これは時代的制約もありないものねだりでもあるのですが、過渡期における国家の役割を過大評価していると思われる点です。

3.マルクス派の中の「戦前」と「戦後」という意味ではありません。むしろ、保守派、民族派の中の「戦前」のことです。いわゆる大陸浪人の人たちにしても、葦津耕次郎しにしても、今日の脊髄反射的排外主義者と違い、学ばせて頂けることが多いと感じます。

4.「まぁ、こんなもんだと思っていたよ」というと思います。

5.松尾匡「新しい左翼入門」(岩波新書)、ヨハン・モスト(大谷禎之介訳)「マルクス自身の手による資本論入門」(岩波書店)、書籍ではありませんが、webサイト「よい子の社会主義

以上です。

 

 

Dillinger - Answer Me Question