「競争では勝ち続けなければ幸せになれない。 」 | 草莽崛起~阿蘇地☆曳人(あそち☆えいと)のブログ

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自虐史観を乗り越えて、「日本」のソ連化を阻止しよう!

《資本主義の根本原理は競争ですが、競争では勝ち続けなければ幸せになれない。 / じゃあ具体的にどうすればいいのですか?》

競争を社会的に規制することが必要ですね。競争の社会的規制というと、国家規制ばかり考える人がいますが、国家は社会的規制の手段としては、最も使い勝手の悪いものです。

労働組合、フェアトレード、社会的責任投資、マイクロクレジット、地域通貨、ワーカーズコレクティブのような協同労働のための協同組合等々、国家以外の手段も多様に存在しています。

資本主義社会の社会的分業は、各生産者が独自の判断で、排他的意思決定に従って、遂行する(多くの場合他人の労働力を消費して、したがって労働力の保持者に代行させる)私的諸労働が、市場での偶然的出会いを介して結びついたり、離れたりするという、自然生成的な性格を持っています。

この自然生成的な性格を制御するためには、私的労働の排他的性格を克服する方策、労働遂行に先立って、関係当事者が労働の内容について協議することが必要です。

上で上げた、労働組合~ワーカーズコレクティヴなどの事例はいずれもこの事前協議による労働の内容調整を目指す試みであるといえます。