【J.O'Neil 論文】 文末注(3) | 草莽崛起~阿蘇地☆曳人(あそち☆えいと)のブログ

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自虐史観を乗り越えて、「日本」のソ連化を阻止しよう!

Economy and Society Volume 32 Number 2 May 2003: 184-206
Socialism, associations and the market
John O'Neill


 
 
5.  ノイラートは、自分のバイエルン期の社会化に関する考え方への父親の影響について次のように概括している:
 
父の著述を通じてアソシエーションやカルテルに長く親しんできたことが幸いし、マルクスとエンゲルスのそれほど具体的ではない予測を基礎としながらも、バロト=アトランティカスとポパー=リュンコイスの経済計画についての評価に影響されて、私は、生産を諸集団において結合させる方法と、計画通りに、そして、基本的な社会主義的原則に従って住宅、栄養、衣類、教育とエンターテイメントを配布する方法を示した (Neurath (1920) 「バイエルンでの社会化の経験」Cartwright et al 1996: 44 に引用あり)
 
   ノイラートへの父親の著述の影響については、Uebel (1995)を参照されたい。
 
6.  それゆえに、人が「純益と貨幣(共同体的な使用に向けられるが経済計画伴わない)の計算によってギルド経済を営むことができる」と考えるラーテナウをノイラートは批判する(Neurath 1920a)