”共産主義のそもそもの欠点は、創始者にあり” | 草莽崛起~阿蘇地☆曳人(あそち☆えいと)のブログ

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自虐史観を乗り越えて、「日本」のソ連化を阻止しよう!


 

われわれ日本人は、論じることが本当に苦手だ。

 

この文章もその典型である。主張や結論があっても、何の裏づけもない。

 

「理性を信じすぎる」ということの定義と、マルクスがどこでそうしているのかという事実の指摘は、最低限必要なはずだが、それがない。

 

「今朝は、雪が降っていて寒かったです」という小学生の絵日記のレベルですら、寒さの程度や寒いと感じた理由を含んでいるが、リブログもとの文章は、肝心要の部分でそれを欠いている。

 

東ドイツの体制がマルクスの関与の結果と考えているのだろうが、それが事実であるかどうかの検証もない。

 

マルクスが理性主義、理念主義に対して没批判的な態度をとったかどうかは、きわめて重要な論点であり、問題設定としては、意義も大きく興味も尽かないのだが…

 

それだけにこうおざなりの扱いをされては、幻滅が深まるばかりである。自分自身の没批判性に無自覚なところが、この文章を書いた人の最大の弱点であろう。

 

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