自己確証としての消費個人の生活の中で消費の持つ意味合いは大きくなるが、他方で、われわれの社会では、以前にも増して職業が自己確証(周りの人に認めてもらっていると実感できること)の手段として重要となっている。このことについてワクテルは次のように述べる。「かつて人口の大半が農民だったころ、仕事で人を区別することは不可能であった。だが、今日では多種多様な職業があり、一つの職業のなかにも無数のレベルがあって、仕事を聞くだけで相手の人物 …続きを読む 草莽崛起(The Rising Multitude)