「格差問題」考いわゆる「格差問題」という場合、当該個人の行動に原因を求めることのできない生活の質の開きだけを問題にすべきであると考えます。たとえば、失業問題を考える場合、就職に失敗した人間は努力が足りなかったのだろうという意見がありますが、現実に、「求人<求職者」の場合、仮に求職者全員が同等の能力を持ち、同等の努力をしたとしても、必ず失業が発生します。これが格差問題です。「求人≧求職者」である場合にだけ、就職できな …続きを読む 草莽崛起(The Rising Multitude)