私の仲良かったMちゃんが
先生に呼ばれて
戻ってきた時に
目が合った。
不自然な表情。
すると
クラスで仲の良いもう一人の友達Pちゃんが
入れ替わりのようにして
先生に呼ばれて廊下に。
え?!
クラスの全員が同じような
何か異様な雰囲気を感じとったていたような
空気が流れた。
ほどなくしてPちゃんも教室に戻ってきて
先生も入ってきた。
仲良し3人組だった。
私以外の2人が呼ばれて
私は呼ばれない…
ん??
何かすごく嫌な感じがした。
さっきの休み時間まで3人で仲良く遊んでいた。
授業が始まる直前まで。
モヤモヤと緊張でドキドキする。
全く予想がつかない。
授業が終わってから
MちゃんとPちゃんに聞けばいいか!
と思って
チャイムが鳴ったと同時に
先生に私が呼ばれて職員室の横にある
応接室?会議室?みたいな所に行かされた。
「終わりの会は出なくていいから」
と言われた。
不安しかない。
担任と学年主任的な先生ともう一人先生
大人3人に囲まれた。
不安しかない。
そして
「トイレに落書きがあったの知ってる?」
「はい、何かみんな集まってたから…」
「何て書いてあったか知ってる?」
「…知りません」
「アレ書いたんお前か?」
あまりにも単刀直入過ぎる問いと
意味が分からなさ過ぎて
一瞬声が出なかった。
すると返事する時間を待たずに言ってきた
「お前が書いてたのを
見たやつがいるねん」
え…
誰ですかーーーー!!!
それ見た人ーーー!!!
もう
ビックリしすぎてパニックなって
その後に先生たちが
何か言っていたんやけど
記憶になくて
MちゃんやPちゃんが言ったの??
え、何で??
そんなことないよな??
いつトイレ行ったやろ??
誰かと会ったっけ??
とか自分の中で色々グルグル考えてたけど
この言葉だけは
小学6年生の耳には残った
「◯◯君とHなことをしたいと書いてた」
そう言うことに敏感な年齢
衝撃だった。
私…書いてない…
◯◯君は知ってる
でもただそれだけ。
何で私??
そこでとっさに出た言葉は
「私が書いたところを見たのは誰ですか?」
それがまた暴力担任教師の逆鱗に触れたのか
最後の言葉を言い終えると同時ぐらいに
「見た人じゃなくて
書いたお前が一番悪いんやろ!!」
「私は書いてません!」
「じゃあ何でその人はお前が書いたと言ってるんや??」
「分からないけど私は書いてません」
いつものように
私は泣き落としなんてしない
涙も流さず
冷静に目を見て目を逸らさず
あのボコボコに殴られた日と
同じような目で
暴力担任教師を見ていたかもしれない
それから
すごーーーーく長い沈黙があったかな…?
私もショック過ぎて
記憶にない。
小学一年生の時にも
教師に濡れ衣を着せられた。
またか…
そこから記憶に残っているのは
その帰り道。
下校の音楽はノクターンだった。
だから今でもノクターンを聴くと
胸が苦しくなる。
私じゃない。
私は書いていない。
なぜこんなふうに扱われるの??
ここから
人間不信が確定した。
そして
私は悪い子だから損するし
先生からも嫌われて殴られる
疑われて
誰も味方になってくれない
私が素のままでいたら嫌われる
偽って仮面をかぶってて生きていこう
良い人の仮面でいれば
いいんだな
その日から
私は変わった。