森のシェフとシェフズバル(2) | あしぇっと八ヶ岳 森のシェフの楽しい生き方

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山梨県北杜市。八ヶ岳の南麓標高1000mで妻とフレンチレストランを営むオーナーシェフ。
好きなことしかやり続けられない困った男が、森の中にあるレストランの経営者、妻にベタ惚れの夫、3人の男の子の父として、生きる毎日からの気づきのメモ。

みなさん、こんばんは。

森のシェフひでき君です。

 

 

さて、シェフズバルのお話の続きです。

 

 

実は、昨年のこと。

 

 

大行列にやられていたひでき君は、ある決断をしました。

 

 

「いるものは全て手伝わせよう」

 

 

 



で、長男に横で豚肉の炙りを手伝ってもらいました。

 

真横にいるので、火入れは僕が見て、

 

ひっくり返す。

 

まな板に置く。

 

 

を、僕の指示で彼が担当しました。

 

 

 

すると、彼にはとても面白かったようで、

 

それ以来、炭火で焼くことを学び出したのです。

 

 

 

小学6年生が、炭火焼を勉強しだしたのです・・・・。

 

 

 

いやー、びっくり。

 

 

実は今回の出店にも、彼が一番楽しみにしており、俄然やる気です。

 

ひでき君の方が、引き気味でした。

 

 

 

二日間。

 

 

彼は、ロティシエ(焼き場担当)として、炭火の前から全く離れず、ひたすらに焼き続けました。

 

興味のあることへの集中力って、本当にすごい。

 

 

子の背中に、学ぶ父ひでき君でした。

 

 

仕事の本質って、こういうものではないだろうか?

 

 

子育ての醍醐味は、

 

自らの観念の変容と、人の可能性を、

 

愛する我が子の振る舞いから、学ぶこと。

 

 

なんて思う、ひでき君でした。