いよいよ・・・
紀州のドンファンの元妻に、覚醒剤を売った売人が出廷し、
4~5gの覚醒剤を、10~12万円で売ったと証言したわけで、
写真を見て「被告に間違いない!」と証言しました。
それで・・・
直接的な証拠がない中で、状況証拠を積み上げて立証する、
検察側の戦略ですが、凶器の入手方法が判明しない場合は、
殺人の立証は困難で売人の証言は重大な証拠です。
なので・・・
状況証拠の中でも、物証に近い重要証言だと思うわけで、
証人28人の中でも「キモ」といえる存在で、最初の供述と、
多少の変貌があるようですが警戒したとの事です。
ですが・・・
覚醒剤の売人ですから、少なくても正義感ではないわけで、
自分で所持し使用する分には、大した罪ではありませんが、
覚醒剤を営利目的で所持するのは重罪なわけです。
つまり・・・
元妻も売人が証言すると、思っていなかったと思うわけで、警察検察をとことん避けると、考えていたと思うのですが、
覚醒剤の営利所持を、追及しないと言われれば話しは別で、
証言台に立たないという選択肢はないわけです。
要は・・・
元妻の完全犯罪が甘かったわけで、検察が本気を出して、
売人1人を確保しようと考えれば、お茶の子さいさいだし、
殺人犯を見逃すより、売人を見逃した方がマシだと思うし、
凶器の入手から殺害の立証へと繋げたいわけです。