最近は・・・
通勤電車の中で、70年代に「ディスコ」で流行した曲を、
YouTubeで見ているわけで、懐かしい10代の頃を思い出し、
束の間の現実逃避を楽しむのが趣味になっています。
まぁ・・・
「ディスコ」と言っても、若い人はわからないわけですが、
今で言う「クラブ」、アメ横で買った安物のスーツを着て、
先輩と一緒に中学3年の時から通っていたわけです。
それで・・・
システムはフリードリンクフリーフードで、お店によって、
2,000円か3,000円か、女性は1,000円とかだったわけで、
私は歌舞伎町の「カンタベリー」に行っていました。
いや~・・・
食べ放題飲み放題で、夜の9時から朝の5時までいるわけで、
今考えると安いわけで、歌舞伎町の東亜会館に入っていて、
3階が「ビバ館」で4階が「ギリシャ館」でした。
そして・・・
4階が一番手頃に入れて、3階と5階が多少大人の雰囲気で、
5階も系列の「シンデレラ館」で、支配人と仲良くなって、
3階、4階、5階を行ったり来たりしていたわけです。
ですが・・・
先輩で酒癖の悪い人がいて、お酒を飲むと隣の人に絡んで、
喧嘩をするわけで、そのうち我々のグループは出禁になり、
「ブラックシープ」に行くようになったわけです。
まぁ・・・
ディスコと言う場所は、楽しく飲んで楽しく踊るところで、
どこのお店も、喧嘩しに来るヤンキーには手を焼いていて、
服装チェックを導入するお店が増えて来た頃です。
すると・・・
当時、地元で流行っていた、我々特有のファッションでは、
ディスコに入れなくなってしまったわけで、唯一OKなのが、
「ブラックシープ」と言うお店だけだったのです。
逆に・・・
「ブラックシープ」は、他のディスコに入れない人が集い、
ドレスコードが緩かったわけで、夏はスーツじゃ暑いので、
甚平と雪駄履きやアロハの上下もOKだったのです。
つまり・・・
純粋に踊りに来るようなファッションか、真面目な格好か、
ヤンキーの格好では「ディスコ」に入れなくなったわけで、
入口で「どうせ中で喧嘩するんでしょ~?」などと言われ、
ムッとすると「ほらね~!」と言われる始末です。
要は・・・
六本木の「ディスコ」は、もっと厳しかったようですが、
歌舞伎町でも、ヤンキーを排除するお店が増えたわけで、
唯一入れるのが「ブラックシープ」でしたが、逆にそこは、
ヤンキーばかりであまり楽めなかったわけです。