いや~・・・

国立の分譲マンションが、竣工目前で取り壊されるらしく、

もったいない話だしと思うわけですが、近隣の反対意見に、

最初の頃から耳を傾けるべきだったと思うのです。

 

ですが・・・

建てている段階で、富士見通り商店街から見える富士山が、

半分になってしまう事が徐々に判明し、最初の反対意見が、

建築の進捗に合わせて大きくなっていったのです。

 

ですから・・・

やむを得ない部分が当然あったと思うのですが、事業主は、

大手デベロッパーの積水ハウスなので、強引に進めた結果、

会社に対するネガティブなイメージを考えたのです。

 

まぁ・・・

大手だから出来る事で、中小なら一発で倒産もありますが、

私が最初に就職した不動産会社でも、同じような事があり、

近隣の大反対で10階建てが6階建てになったのです。

 

すると・・・

当初予定していた販売価格が、2倍近くになって売れずに、

その有利子負債が、真綿で首を絞めるように経営を圧迫し、

リーマンショックの2008年に倒産してしまいました。

 

つまり・・・

建築前の段階で、建った後にどうなるかをきちんと説明し、

近隣の意見に、もっと耳を傾けるべきだったと思うわけで、

事業性だけを重視した結果、最悪の結果になったと思うし、

近隣が納得しない段階では工事に着手しない事です。

 

建設・不動産ランキング
建設・不動産ランキング