金融市場は、選挙などの大きな政治イベントに強く反応します。

例えば、先日の日本の衆議院選挙では、自民党が過半数を維持するかどうかが注目されました。

結果によって、株式市場や為替市場が上下することが予想されていたため、投資家の中には短期的な利益を狙って動き出した人が多くいました。

また、米国の大統領選挙でも同様に、市場はトランプ氏が再選するかどうかに敏感に反応しました。

特に、ドルや株式市場、さらにはビットコインなどの暗号資産までが急激な値動きを見せ、これらのイベントが金融市場にどれほど影響を与えるかが実感されました。

 

 

日本の衆議院選挙で自民党が過半数を維持すると、政策の安定が期待されて株価が上昇する傾向だし、過半数割れとなった場合は、政策の不透明さから市場に不安が広がり、株価が下がる傾向があります。

実際の選挙結果では、与党が過半数割れとなり、日経平均株価は一時下落したものの、輸出企業の業績改善期待からその後反発しました。

 

アメリカの大統領選挙でも、選挙後すぐに株価や為替が大きく動きました。

トランプ氏が勝利した際には、株式市場は一時的に記録的な高値をつけましたが、これは減税や規制緩和への期待から来ているもので、必ずしも長期的な上昇を意味するものではありません。

例えば、S&P500やダウ平均、ナスダックが短期間で大きく上昇したし、暗号資産市場も高騰しております。

 

このような選挙は短期的ではあれ、動きます。

動くということは、予想次第で稼げるということになりますが、やるのであれば投資というスタンスではなく、投機のスタンスで挑みましょう。

 

投機を行う際にはいくつかのポイントに注意することが大切です。

まず、投資する金額は、自分が損失を許容できる範囲にとどめ、「生活に支障がない金額」に制限することが基本です。
特に、予想が外れた場合に大きな損失を被るリスクもあるため、生活資金や必要な資金を使わず、負けても問題ない額で取り組むことが大切です。

次に重要なのは、「損切り」の判断力です。
例えば、衆議院選挙や大統領選挙で予想が外れて市場が逆に動いた場合、自分の予測が外れたことを悔やみ、損失が膨らむ前に損切りをして、さっさと手仕舞いしましょう。

また、選挙などの一時的なイベントは、いばらく経つと市場が徐々に安定しはじめることもあります。

そのため、利益が出ている時もさっさと利確をすることをお勧めします。

 

あ、徐々に安定しはじめるからといって、損切りせずに保有してちゃダメですよ。

安定しない場合もありますので。

 

ようは、当たっても、外れても、さっさと手仕舞いしましょうということです。

そもそもが投機なので、長期はリスでしかないと思ってくださいね。

 

 

先日、仮想通貨で荒稼ぎした友人と話をする機会がありました。

その人は高級ブランドで着飾っており、ひと目で成金と分かる出で立ちでした。

 

いろいろ会話をし、食事を楽しんだ後、その人は「お金があるから、時間は買うものだよ」とか言いながら、タクシーを使って帰ることを提案してきました…。

確かに、タクシーを使うことで移動時間を短縮でき、その分他のことに時間を使うという考え方は合理的です。

お金を使って時間を買うという発想は間違いではありません。

ただ、その方はタクシーに乗った後、結局ずっと私とおしゃべりをしていました。

これなら、電車でも同じこと。

タクシーで移動時間を短縮しても、その時間をどう有効に使うかが大事なのに、特に何もしないのであれば、ただのお金の浪費に過ぎません。

 

また、その人は「お金があるから、時間は買うものだよ」とあたかも合理的に行動することが是かのような言い回しをしていたが、その人は高級ブランドで着飾っている。

高級ブランドの服は、合理的に考えたら、絶対に是ではありません。

 

私としては、その言動に矛盾を感じたわけです。

もし本当に合理性を重視するのであれば、高級ブランドで着飾る必要はなく、もっと手軽な服でも十分だったはずですから。

 

 

つまり、その人はカッコつけて高級ブランド服を着飾って、あたかも意識高い系の発言で合理性のためにおかねにいとめかのようなことを言った訳ですが、そこに大きな矛盾があるわけです。

だって、合理的に考えるのであれば、タクシーに乗るのは良い選択かもしれませんが、高級ブランドで着飾る必要はありません。

ファストファッションを着こなす方が、圧倒的に合理的ですから。

一方、高級ブランドで着飾ることで心理的な効果を求めているのであれば、タクシーで移動時間を短縮するよりも、もっと贅沢に時間を使う方法もあるはずです。

例えば、新幹線で2時間で行ける場所を、観光列車で6時間かけてゆっくり移動した方がよっぽど贅沢な時間を過ごし、心理的な充足感をもたらします。

 

つまり、場当たり的にカッコつけた軽薄な言動にしか見えなかったということです。

 

私は、これまでにいろいろな成功者と言われる人たちにたくさんお会いしましたが、彼らは決して自分のお金やステータスをひけらかすことはありません。

そして、彼らは静かに自分の信念に従い、他人に対して誇示することなく、自分の価値観に基づいて行動しています。

そういう成功者は外見やブランド品に頼ることなく、内面的な自信や満足感を持っているのです。

 

なので、成功者として見せかけようとすることは、実際にはカッコ悪いということです。

 

まぁ、カッコ悪いというだけで済めばいいのですが、人として何を重視するかに一貫性がないと、その人の言動には矛盾が生じてしまい、周囲からの信頼を失ってしまいます。

信頼を失ってしまうと、一過性にお金を稼いで成金になることは可能かもしれませんが、長期的に成功者として居続けることは難しいのではないでしょうか?

皆さんも、表面的な成功にとらわれず、まずは自分自身の価値観を見つめ直し、それに基づいて行動することが大切だと思います。

そうすることで、まわりにも信頼され、充実した人生を手に入れることができるでしょう。

 

 

 

最近、ベストセラーになっていた「きみのお金は誰のため」という本が気になったので、読んでみました。

最初は気軽に読み始めたのですが、内容は想像以上に深く、目から鱗がおちるというか、まさに衝撃的な内容。

お金に対する見方が変わる一冊で、特にFIREを目指す人にもとっても役立つ要素が満載です。

 

本書の最大の魅力は「お金の役割や本質」を考えさせられる点です。

多くの人は、ただお金を増やすことが目的になりがちですが、著者の田内さんはそれだけではなく、お金がどのように使われ、社会にどんな影響を与えるのかを問います。

お金が私たちの生活に与える影響を理解することは、FIREを目指す人にとって、計画的な資産形成や生活設計の上で非常に重要です。

また、「社会とお金の関係」についても考えさせられました。

田内さんは、単にお金を増やすことが成功ではなく、社会を支え、自分がどのように社会に貢献できるかを意識しながらお金を使うことが重要だと言います。

FIREを目指す際、その資産がどう社会に役立つのかという視点を持つことは、長期的な成功に欠かせないでしょう。


そして、「お金と幸福の関係」に関しても触れられています。

幸福は単にお金で得られるものではなく、人間関係や社会的つながりから生まれるものとのこと。

FIREを目指す人にとっては、経済的独立を達成した後の生活をどう充実させるかが鍵となるため、こうした考え方は非常に参考になるはずです。

 

まだまだいっぱい紹介したい部分はありますが、とにかく単なるお金の増やし方を教える本ではなく、FIREを目指す上での心構えや、社会的な視点を学ぶためにも非常にオススメだということです。

本当に騙されたと思って、是非、一度手に取ってみてください。

 

 

 

 

この本を通じて、あなた自身のお金や社会に対する考え方が大きく変わるかもしれません。

読むことで、FIREの目標達成にも役立つ新たな気づきが得られるでしょう。