クレジットカードは、便利な支払い手段であると同時に、使い方によっては家計の助けにもなります。
とくにカードを利用することで得られるポイントは、一年間で見れば数千円から数万円分の利益を生むことも珍しくありません。
しかし、最近、立て続けにクレジットカードが改悪されてます。
かつて、SPGカードの改悪が話題になりましたが、先日、リクルートカードプラスの還元率が2.0%から1.5%に改悪されました。
そして、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスも昨年から改悪を繰り返し、ついに年会費が大幅に値上げされてしまいました。
うーん、こうなると、使い続けるメリットが…。
こういう改悪が発表されると、多くの人が「このまま使い続けるべきか」「新しいカードに切り替えるべきか」といった悩みに苛まれますよね。
実際に、新しいカードを選んで申し込むだけではなく、今使っているカードに紐付けている定期支払いやサブスクリプションを一つずつ変更していく作業は、非常に手間がかかるものです。
そのため、「切り替えたいけど面倒」という心理が先に立ち、結果的にそのまま使い続けてしまう人も少なくありません。
しかし、その「面倒くささ」に負けてしまうと、年間で損している金額は決して小さくありません。
このように、「もったいない」と思いつつも動けないジレンマに陥る人って、意外と多いのではないでしょうか?
もしかしたら、企業側の思惑もそこを狙っているのかもしれません。
でも、こんな改悪に負けてはいけません!
なので、何時でもこのような改悪が発表されてもすぐに対応できるような「備え」をしておきましょう。
その一つの方法としておすすめなのが、用途ごとに「第一候補」と「第二候補」のカードを常にリスト化しておくというやり方です。
例えば、コンビニの買い物用、納税用、光熱費の引き落とし用、ビジネス経費用といったように、自分の支払い項目を整理し、それぞれに最適なカードと、もしそのカードが改悪された場合に備えた代替カードを決めておくのです。
このようなリストを作っておけば、改悪があった際にもすぐに「第二候補」に乗り換えることができ、調べ直す手間が省けます。
さらに、カードの乗り換えをしやすいように、クレジットカードごとに使っているサービスを一覧にして、Googleスプレッドシートなどにまとめておきましょう。
そうすることで、忘れずに切り替えが可能ですし、乗り換え作業も効率よく進められますよ。
面倒だと感じる作業も、日頃から準備しておけば、いざというときの負担を大きく減らすことができます。
こちらがしっかりと準備をすることで、企業側の思惑に屈することなく、自分にとって最適な選択を続けることが可能です。
