先日、サラリーマンをしている友人と話している時、少し考えさせられることがありました。

彼は「欲しいものがあるから節約しなきゃ」と言っていて、収入が限られている中で目標を達成するためには、支出を抑えるしかないと考えているようでした。

もちろん、その気持ちはよく理解できます。

サラリーマンは、頑張ってもすぐに給与が上がるわけではありませんし、決められた収入の中でやりくりをするという考え方は、現実的な選択です。

 

 

しかし、起業している身としては、「欲しいものがあるなら、その分を稼げばいい」と自然に考えてしまうのです。

もちろん、収入を増やすことが簡単ではないことも分かりますが、それでも「どうやったら稼げるか」を考えるべきだと思います。

なぜなら、節約だけに頼っても限界があり、結果的に自由な選択肢が少なくなるからです。
そして、そのような思考を繰り返すことで、挑戦する意欲も次第に失われていくように思います。

 

このように、サラリーマンと起業家では、発想の違いが明確に表れる瞬間があります。

 

サラリーマンは安定した収入の中で生活を工夫することが求められますが、起業家は自らの努力次第で収入を変えることができる、つまり自分の未来を自分で切り開くという意識が強いのです。

そのため、問題があった時には、「どう節約するか」ではなく「どう稼ぐか」「どう解決するか」という思考になるのです。

この違いが、挑戦に対する姿勢や、成長するための機会を大きく左右します。

 

この発想の違いがあるからこそ、サラリーマンにとってはより一層、危機感を持つ必要があると感じています。

なぜなら、節約ばかりに気を取られると、視野が狭くなり、現状を維持しようとするあまり、新しい挑戦に対する意欲や解決策を見つける力が低下してしまう恐れがあるからです。

さらに、自分の能力を高める機会を逃してしまいがちです。

それでは、将来的に自由を手にするための選択肢が限られてしまいますし、FIREを目指そうにも口だけになってしまい、実現させるためのエネルギーも失ってしまいます。

 

では、サラリーマンがこの状況から抜け出し、前向きな発想を持って新しい挑戦に踏み出すためには、何をすれば良いのでしょうか?

 

まず大切なのは、「自分の未来をどうしたいか」ということを具体的に思い描くことです。

自分が本当に望む未来や生活スタイルを明確にすることが、最初のステップとなります。

たとえば、「副業をして、月にいくら稼ぎたいのか」「そのお金を使ってどのような生活を送りたいのか」「時間的な自由が手に入ったら何をするのか」など、具体的な目標やビジョンをしっかりと描くことが重要です。

この未来のビジョンが明確になることで、そこに到達するための意欲が自然と湧き上がり、日々の行動にも結びつきやすくなります。

 

そのために効果的な方法の一つとして、ビジョンボードを活用することがお勧めです。

自分の理想の未来を視覚的に表現することで、目標がより現実的に感じられ、行動への一歩を踏み出すきっかけになります。

ビジョンボードを作成する過程で、自然と「この未来を本当に実現したい」と感じるようになり、自らの力でそのビジョンに近づいていくためのモチベーションが高まるでしょう。


ビジョンボードは単なる願望を表すだけのものではなく、現実に行動を促す強力なツールです。

まずは、自分の欲しい未来をしっかりとイメージし、それを形にしてみましょう。

そこから始まる変化が、あなたの新しい挑戦への扉を開いてくれるはずです。