先日、友人が投資について教えて欲しいとやってきました。
投資というと少し難しそうなイメージがありますが、基本を押さえれば誰でも取り組むことができます。
その友人も投資に関しては、超初心者です。
今日は、その時に友人に伝えたアドバイスを紹介しますので、投資に興味がある人は参考にしてみてください。
まず、投資を始める前に大切なことは「なぜ投資をするのか」を考えること。
例えば、老後の資金を準備するため、将来の夢のため、何か欲しいものを買うためなど、目的は人それぞれで構いません。
今回は、老後資金を作るための投資についてのアドバイスをしたのですが、そのためには長期、積立、分散がポイントです。
そして、私がやっている方法で、さらに効率よく資産を増やすことができます。
私が、必ず最初におすすめするのが、「NISA」と「iDeCo」です。
このふたつの制度を活用することで、投資で得た利益に対して通常かかる税金が非課税となります。
つまり、税金を払わずに利益を増やせるため、まずはこの制度を最大限に利用することが基本です。
しかし、それぞれどんな商品を選べばいいのか迷うことでしょう。
そこで選び方のコツも紹介しました。
投資する商品としては、「投資信託」。
とくに手数料がかからない「ノーロード」のものを選ぶことがポイントです。
私がおすすめなのは、「eMAXIS Slimシリーズ」です。
これは手数料が低く、長期運用に向いているため、コストを抑えながら資産を増やすことができます。
投資信託は、国内、先進国、新興国などのエリアと株式や債券、不動産などのカテゴリーなどに分かれており、複数に分散投資ができるため、リスクを軽減しやすいのが特徴です。
あとは、政策金利の変動に応じて投資先を調整することです。
政策金利とは、中央銀行が定める金利のことで、景気状況に応じて利上げをしたり、利下げをします。
この政策金利が低いときと高いときで投資に適した商品が変えていきます。
例えば、日本の金利が0%〜0.5%の低金利の場合は、株式や不動産にシフトします。
これは、企業が低コストで借り入れを行い、投資が活発になるため、株式や不動産の価値が上がりやすいからです。
逆に、金利が1%以上の高金利のときは債券にシフトするのが良いでしょう。
高金利の環境では、債券の利回りが高くなり、リスクを抑えながら安定した収益が得られます。
先進国についても同様に、制作金利を見ながら投資先を決めます。
低金利(0%〜1.5%)のときは株式や不動産に投資します。
金利が3%以上の高金利の場合は債券に移行するなど、金利環境に応じて柔軟に対応することが重要です。
それぞれ間の金利の場合、状況を注視して、必要に応じて投資先のシフトチェンジの検討を始めておきましょう。
このように、NISAやiDeCoを活用した上で、金利の動向に合わせて投資先を選ぶことで、より効率的に資産を増やすことが可能になります。
市場の変動にも対応できるため、一つの商品に頼るよりも安全性が高く、かつ利益も狙いやすいです。
投資信託といえば、「オルカン」と言われる全世界株式インデックスファンド一辺倒の風潮がありますが、投資をする以上、考えることを放棄せず、必ず、リスクを見ながら、賢く資産を増やしていきましょう。
