資産形成について聞かれたときに、私が必ずオススメするのが小規模企業共済です。

簡単に言うと、小規模企業の経営者や役員、個人事業主が、将来のためにお金を積み立てて、廃業や退職の時にそのお金を受け取る仕組みです。
そして、この積み立てたお金の全額が所得控除の対象となるので、税金を減らす効果もあります。

さらに、この制度のすごいところは、積み立てたお金の一部を低金利で借りることができる点です。
例えば、100万円積み立てていると、その70万円から90万円くらいを借りることができます。
しかも、その金利は年利0.9%程度ととても低いです。

 


これを利用して、もっとお金を増やす方法があります。

まず、毎月積み立てを続けて、お金を貯めます。
そして、ある程度お金が積み上がったら、その一部を低金利で借り入れます。
次に、その借り入れたお金を使って、利回りの高い投資商品に投資します。
年利3%ぐらいの投資商品なら、かなりローリスクなものでもゴロゴロあります。
とはいえ、ノーリスクという訳じゃないので、分散投資は忘れずに。
ちなみに、年利3%というのは、100万円預けると1年後に3万円増えるという意味です。
借りるお金の金利が0.9%なので、1年で9000円。
つまり、利ざやの3万円から金利の9000円を引いた差額が利益になります。

この方法を繰り返すことで、元本が増えるたびに借り入れ額も増やし、さらに投資を続けることができます。
例えば、最大2000万円まで借り入れられるので、年に42万円の利益を獲得できるということです。

このようにすることで、私は自分の資産を増やし続けております。

ちなみに、以前は一度借り入れたお金を全額返済してからでないと再度借り入れができなかったので、大変でしたが、今では一度返済せずに差額分だけを借り入れられるようになったため、より便利になりました。
このことで、さらにお金を無駄なく運用でき、利益を獲得することができます。

ただし、投資なので、必ずリスクがあります。
元本割れのリスクを避けるために、投資商品を慎重に選ぶようにしてください。
しっかり、リスクを管理しながら、賢くお金を増やしていきましょう。

この方法だと、将来の備えを強化しながら、節税効果と資産運用の両方を享受することができます。
ただ、はじめる前には、中小企業基盤整備機構の公式サイトで小規模企業共済の詳しい情報や具体的な手続き方法を確認してからにくださいね。