実は、私は若い頃から貯金をすることが苦手で、入ってきたそばから使ってました。
それは今でもそうで、この年齢になっても、親と顔を合わせば小言を言われます(笑)
でも、そうやって使ってきたからこそ、何かあっても生き延びる術をもっているし、どうにもならなくなったとして助けてくれる人たちがいてくれています。
私は、お金を単なる通貨だとは思っていません。
それは私たちの価値観、欲望、信念、こだわり……そういったものを数値化したエネルギーだと捉えています。
例えば、好きなことのためであれば、食費を削ってでもそこに投入しますし、好きなことも大事だけど病気から回復するためなら高額な医療費だって捻出するでしょう。
どんなに好きだと言っていても、そのためにお金をまわさないのであれば、それはその程度ということだと思うと、私がエネルギーというのも納得していただけるのではないでしょうか?
ということは、例え同じ金額を稼いだとしても、その使い方次第で、人は心を豊かにすることも、貧しくすることもできるような気がします。
私が考えるお金の使い方を整理してみました。
■心が豊かになるお金の使い方
- 人のために使う:お金を使って人々を助け、支援することで、コミュニティへの貢献や繋がりを感じることができます。
- 自己投資:自分自身への投資は、将来の成功と満足への投資です。これは教育、健康、個人的な成長に費やすお金を意味します。
- 寛大さ:寛大さは、周囲の人々との関係を深めると同時に、自分自身にもポジティブな影響を与えます。
- 感謝の気持ちを表現:お金を使って感謝や愛情を示すことで、人間関係が豊かになります。
- 持続可能な消費:地球とその住民を尊重する選択をすることで、より良い未来を創造します。
心が豊かになるお金の使い方は、単に豊かさとか、満足感をもたらすだけでなく、人間関係や自己成長において豊かな経験を享受し、より満足感の高い人生を送ることができます。
また、周囲の人々や環境に対しても肯定的な影響を与えるはずです。
その結果、人生において意義深い経験を作り出し、幸福感を高めることにつながります。
■心が貧しくなるお金の使い方
- 過剰な貯蓄:将来の不安から来る貯金は、チャンスを逃す原因となり得ます。
- 過剰な支出:見栄や安心を求めての無駄遣いは、長期的な満足感を損ないます。
- 投資を避ける:リスクを過度に恐れることで、成長の機会を失います。
- 借金を恐れる:すべての借金を避けることで、重要な投資や必要な支出を行えなくなることがあります。
- セールや割引に頼る:常に価格を優先することで、質の低下や満足度の減少を招く可能性があります。
心が貧しくなるお金の使い方は、短期的には安心感をもたらすかもしれませんが、不安や満足感の欠如に苦しむことになりかねません。
長期的には人生の質や成長の機会を制限することになります。
このように、同じ額のお金を稼いだとしても、その使い道が異なると人生に大きな違いをもたらすのではないでしょうか。
お金の使い方一つで、自分の人生を豊かにすることも、逆に貧しくすることもあります。
大切なのは、お金に対する自分のアプローチを意識し、自分の価値観や目標に合った使い方を見つけることです。
自分自身や他人に対する思いやりを反映させたお金の使い方を心掛けることで、より豊かな人生を送ることができるでしょう。
