最近、知り合いが投資詐欺に合ったと相談がありました。
どうも本を出版している著者さんが勧めていた案件だったので信用してしまい、海外の案件だったのですが送金したらしく、その後、資産が3倍になったので追加で送金し、いざ引き出そうとしたらシステムエラーで出金ができない状態が続いているとのこと。
うーん、残念ながら、投資詐欺によくあるパターンなので、たぶんもう取り返せないでしょうね。
そしたら、集団訴訟をしようと被害者の会が立ち上がり、弁護士費用を皆で按分しようということになり、さらにお金を払うとのことだったので、全力で止めました。
その被害者の会も出来レースですし、その弁護士もグルですから、被害を大きくするだけですから。
でも、ここまで日経平均があがり、金も高騰……毎日のようにそんなニュースを目にしていたら、投資マインドに火が着いてしまって、つい安直な話しに乗ってしまう気持ちも分からなくはないですが、冷静になって考えてみましょう。
株価は上がってますが、そもそも35年前のバブル時の株価に戻っただけですよ。
もっといえば、15年ぐらい前は日経平均は1万円を割ってましたしね。
言い換えれば、やっと正常に戻っただけです。
そして、いつでもそこに戻る可能性もあるということをわすれていけません。
だって生活は全然楽になってませんし、景気がいい体感はほとんどないですからね。
単に政府が株を買い支え、新NISAで国民の投資マインドが高まり、円安で海外から投資資金が流入しているだけですよ。
NISAでいくら増えたとか、株でいくら儲かったとか、そういう情報に振り回されている場合じゃないし、ましてや浮かれている場合でもありません。
こういう時こそ、しっかりと本質を見極め、自己責任でどこに投資するかしっかりと見極めましょう。
話しを戻しますが、そもそも本を出版しているから信用できるとか、自分で見にも行けない海外の会社に送金するとか、引き出した訳でもないのにシステム上で3倍になったとか、システムエラーだから待ってるとか、人が好いにも程があります。
っていうか、そういう人を情報弱者っていうんですよ。
ココ数年、そういう情報弱者が狙われ続けています。
自分の資産は自分で守るしかありませんから。
そのためにも、しっかりと勉強していきましょう。
