知り合いからの相談。
「ウチの兄貴が勤めている会社がさぁ、社会保険に加入してないのよ。あいつ、老後どうするんだろう? ちゃんと社会保険完備の会社に転職させた方がいいよねぇ?」
まぁ、本人の意向を無視して転職を勧める事自体どうかと思うけど、ここではそこは置いておきます。
で、この社会保険の話です。
私がビックリしたのは、いまだに厚生年金神話を信じて、あてにしている人っているんだ!ってことです。
だって、ここから少子高齢化がどんどん加速化していくわけですよ。
しかも、先日の総務省の発表によれば、介護で離職せざるをえない人が10万人以上。
つまり、ここから少子高齢化がどんどん加速化していく中で、社会から働きざかりの働き手が10万人以上が介護で働けなくなるんですよ。
しかも、その人数はどんどん増えていきそうですよね。
働かないということは、ただでさえ少子高齢化なのに、数少ない社会保険の納付者が減るということを意味しており、どんどん厚生年金を含め年金制度の維持は難しくなっていくことは容易に想像できます。
もし、これを他の財源で賄うことになったとしても、結果的には増税ということになるので、さらなる不景気になることだってありえますよね。
ということは、厚生年金を含めた年金制度の受給年齢の引き上げ(定年年齢の引き上げ)、受給額の減額(インフレによる受給額の価値が現象)というのは起こりうるし、もはや死なない程度の微々たる金額しかもらえないと考えるべきなんじゃないかと思ってました。
なので、いまだに厚生年金神話を信じている人がいることにビックリでした。
