私の拙著『日本型FIRE成功の秘訣がわかる本』にも書きましたが、生活保護の受給金額で日常生活が送れる生活水準さえ維持できれば、いざという時には生活保護を受給できるので困ることはありませんし、それぐらいの金額を目指すのであれば、FIREはそれほど難しくはありません。

 

 

 

 

日本国民の多くが、生活保護を受給することに抵抗があるようです。

何人かから私の考え方に対するご批判のメールもいただきました。

 

ただ、個人的には、生活保護を受給するかどうかはどうでもいいのですが、人は月に最低いくらあれば生きていけるのかは考えておくべきだと考えます。

 

 

では、皆さんは、月に最低いくらあれば生きていけますか?

 

 

 

人が生きていく上で絶対的に必要なのは衣食住。

 

では、服代は年間にいくらあれば足りますか?
食事代は年間にいくらあれば足りますか?
住むところは年間にいくらあれば足りますか?


ここで重要なのは、あくまでも“最低”いくらあれば生きていけるかを考えるということです。
最低なので、利便性やまわりの視線は無視します。

 

私の場合、服代は年間1万円もあれば何とかなります。

夫婦で二人分だとしても2万円ですね。

 

食事代でいえば、1日どれぐらい食べれば生きていけるかを考えます。

私は、1日1杯牛丼を食べ続けたら生きていけると思ってます。

ということは、430円の365日分なので、年間15万6950円です。

夫婦でということなら、倍にして31万3900円となります。

 

住む場所は、家を買っておけば問題ないですし、場所を選ばないで県営住宅や市営住宅を狙うなら月3万円もあれば大丈夫です。

ただし、光熱費は必要ですね。

光熱費は、最低でも電気と水道は必要で、月1万円もあれば何とかなるでしょう。

 

ケータイがないと…と思う人もいらっしゃいますが、生きるか死ぬかの時に本当にケータイは必要でしょうか?

あくまでも、嗜好品をすべて排除して、シンプルに生きるということにフォーカスします。

 

で、これらを合算すると、5万4000円ぐらい、夫婦でも、6万8000円ぐらいとなります。

あとは、毎月6万8000円(年間81万6000円)ぐらいもらえる投資先をいくつ確保できるかだと思っています。

いくつも確保して、1つでも残れば生き残ることができます。

2つ以上が残っているのであれば、ケータイなどの嗜好品も手にしてもいいでしょう。

 

あくまでも、最低の状態でも生きられる状態は手厚くヘッジして、余剰で徐々に生活水準を上げていくけど、上限は生活水準ぐらいにしておくという考え方です。

 

そして、そのヘッジ先を株、投資信託、FX、外貨、地金…と分散させます。

起業も、アドセンス、アフィリエイト、せどり、コンテンツ販売…と分散させます。

 

すべて、目標は毎月6万8000円(年間81万6000円)で、クリアしたら次、次と新しいことに挑戦していきます。

現状、これを10種類以上になってます。

たぶん、これらが全部ダメで餓死するとしたら、きっと国民の半分ぐらいは先に餓死している状態になっているんじゃないでしょうか?

これが、私のFIREのベースになっている考え方です。

 

なので、生活保護を受給することを前提にというより、毎月6万8000円(年間81万6000円)で生活する覚悟。

そして、そこに対するヘッジ。

でも、その手前にある生活保護を最初の防波堤にすることで、さらに生き残る可能性を高めるということです。

 

まずは公助、そして自助、それでもダメなら共助という菅本首相が掲げた方向性とも合致してますよね。

 

まぁ、これが正しいというつもりはありませんが、年金があまりあてにできない以上、自分の力で生き残ることを考えた場合、こういう考え方なら、自分の力で取り組めますし、何となく生き残れるんじゃないかなぁ〜ということですね。

ちなみに、私の場合は、このさらに最後の手段として、自給自足も用意しております。

実際に3年間ほどやってみて成立できたので、環境も整っておりますし、いつでもやろうと思えばできる状態です。

 

生活保護を受給することに対するご批判をいただいたので、ちょっと書いてみました。