先日、昔ながらの友人と久しぶりにガッツリ飲みました。
この年齢になると、飲んで話題になることと言えば、体調の話し、親の介護の話し、自分のお墓の話し、いつまで働くかという話し、老後はどうするかという話し、年金の話し…などでしょうか?
ここ最近、戦争の影響もあり、食糧問題が大きく取り扱われておりますし、物価の高騰も気になるところですよね。
なので、最終的には年金なども含めて、老後の生活の話題が一番盛り上がったんじゃないでしょうか。
皆さんは、老後の生活を年金だけに頼ってはいないと思いますが、具体的にどんなことをしていますか?
私はFIRE用の資金が目減りしない限り、何とか生活はできると思いますが、最近の国会の動向を見ていると、やはり増税は免れそうもありません。
どういう税金をかけられるかによって、FIRE用の資金が目減りする可能性はゼロではないと思いますので、私も他人事ではありません。
基本的には、NISA、iDeCo、小規模企業共済は夫婦共々限度額で積み立てているので、それをベースにあとはコマ目にちょこちょこやっているので、何とかなるような気はしています。
ただ、その友人は、そこまではやっていないらしく、不安だし、自給自足ができる環境を作ろうと考えてました。
私も日本の食料自給率はかなりヤバいと思っているので、自給自足に取り組んだこともありました。
夫婦二人で50坪の畑があれば、お金をかけずに野菜だけですが、自給自足が可能なことは立証済みです。
実際、二年間は一度も野菜を買わずに済みました。
ポイントは、輪作、連作などを踏まえて、収穫計画をしっかりと立てることです。
そして、ミミズコンポストで堆肥、公園で拾った落ち葉で腐葉土、貝を砕いて石灰、農薬は避けたいのでコンパニオンプランツを突き詰めれば、お金をかけずに何とかなります。
問題は種でした。
種は、種苗法の問題で自家採種ができないため、ホームセンターの株主になって、株主優待券で種を買えば大丈夫です。
なので、いざとなったら自給自足と思いがちですが、実は、とんでもない落とし穴があります。
それは何かというと、“老化”です。
20代や30代ならいざしらず、50代に突入して、いつから自給自足をはじめるのかということです。
理屈ではお金をかけずに自給自足をすることは可能ですが、80代、90代になって鍬をもって耕せるでしょうか?
そうなんです。
実は、自給自足の最大の問題は、お金とかではなく、“老化”なのです。
なので、私は早々に諦め、50坪の畑は人に貸しています。
そして、最終的に辿り着いたひとつの解が、本にも書いた通り、生活保護を最後の手段にすることにしたのです。
実は、そこに至るまでにまだまだ幾つものリスクヘッジとなるような手段も用意をしておりますが、それについてはまた違う機会に書こうと思います。
