今、本業である書籍編集者として、『身近な人が亡くなった後の手続きと届出(仮)』という本に携わらせていただいております。
この本、タイトルの通り、身近な人が亡くなった後の手続きについて書かれています。
編集者としては、当たり前ですが、全ての原稿に目を通します。

あまりFIREには関係ありませんが、身近な人が亡くなくなると、いろいろ大変なんですね。

手続きの大変さは、やることをやるだけなので、それほどでもありませんが、問題は資産の相続です。
資産は有っても、無くても、残された人が本当に苦労します。


私は、FIREを実現させるために、それなりの資産を保有しています。
でも、個人的な意見としては、夫婦の後に死ぬ方がその時を迎えた時に、お葬式の費用と遺品整理で必要な費用ぐらいしか残っていない状況というのが理想だと思っています。
全てが終わったときに資産がゼロの状態ということが、自分たちの人生を一番効率的に生きれたんじゃないかと思うんですよね。

だって、資産が残ったということは、その残った金額を稼ぐために使った時間と労力は無駄だったことになります。
逆に資産が無くなって惨めな老後を過ごすことになったり、マイナスになったり、借金をして夫婦意外に迷惑をかけるのも何だか申し訳ないですしね。

これは、学生時代にいつか起業しようと、友達ともろくに遊ばず、ひらすらバイトに明け暮れた友人がいたのですが、交通事故で貯めた大金を残してなくなってしまいました。
その時に、このお金を稼ぐことと使うこととのバランスを凄く意識するようになりました。

とはいえ、人が何歳まで生きるかも分からないし、どんな大病に侵されるかも分かりません。
そういうことに備えてある程度の蓄えは必要だとは思いますが、そこに躍起になり過ぎるのはやはりもったいないと思うんですよね。

まぁ、どこでバランスを取るかはそれぞれだとは思いますが、今携わらせていただいている本を編集しながら、改めて、お金を稼ぐことと使うこととのバランスについて考えさせられました。