九州出張から戻りました。
出張目的は、博多での区分マンションの決済と熊本県菊陽町のTSMC工場周辺の視察です。
今回購入したのは昨年取得したマンションと同じ階にある、台湾企業に賃貸している事業用物件です。
不動産価格高騰の影響から思うような収益物件が見つからないので、最近は主に米国株式やREITで資金を運用していました。
しかし、このところの値上がりで利が乗ったため、それらを売却して物件購入の資金に充てました。
やはり・・・私には現物投資が一番しっくりきます。
さて、もう一つの目的は、
今年2月に完成した半導体の受託生産で世界最大手の台湾TSMCが熊本県に建設した工場の周辺環境を見ることでした。
周辺にはオフィスやマンション、ホテルなどの需要が活発化すると見られ、不動産コンサルとしては見逃せない所です。
国土交通省が公表した公示地価(2024年1月1日時点)には、
<全用途の全国平均が前年比で2.3%上昇し、上昇幅はバブル崩壊の影響が出た1992年以降で最大となりました。 上昇率のトップは、住宅地が北海道の富良野市で27.9%で、外国人を含めた別荘需要が増加しました。商業地の1位は熊本県の大津町で33.2%です。TSMCが日本初の生産拠点を設けたことで、関連企業の事務所用地などの需要が高まりました。>とあります。
すでに第2工場の建設も決定しており、政府は総額で最大1兆2000億円余りを補助する予定です。
熊本空港は近く、博多駅からも新幹線と豊肥本線を乗継げば2時間ほどで行くことができます。
しかし、工場の目の前は一面のキャベツ畑が広がっています。
とても土地値上がり率1位とは思えません。
九州は自然が豊富で古くからの歴史もあり、空港から市街地へのアクセスは非常に便利です。また、台湾や韓国と地理的にも近いことからアジアとの交流が容易な地域です。
これらから日本の主要都市の中でも際立って発展する余地があると私は考えます。この地域から目が離せません。
今日は何位かな?