お盆の日に私達家族は母と共にご先祖様を見送りました。
その翌朝、母の新しい生活の場である特別養護老人ホームへの入所手続きをしました。
特養への入所は、申し込み順ではなく、緊急性に基づいて優先順位が決まることは知っていましたし、ネットの情報から待機期間が平均2~3年ほどかかることも理解していましたので、入居までまだまだ時間がかかるだろうと覚悟していました。
しかしながら、幸いにも申込書提出からわずか2ヶ月余で入所が決まったのです。
この速さの背景には、ケアマネージャーさんの熱心なサポートが大きな要因であったと思います。さらには、申込書に自宅での介護の困難さ、仕事との両立の難しさ、を詳細に記載したことも、入所の決定に影響を与えたと思います。
どちらにせよ、母の健康と安心が最優先されたことに深い感謝の気持ちを抱いています。
私は映画「楢山節考」で緒形拳の演じた辰平の心境にあります。
物語の中では、70歳になると人減らしのため冬に楢山へ行くという掟が存在し、辰平は母おりんを背負って山へ向かうという場面が描かれます。
日頃からの母の口癖「草むしりをしながら畑で逝ってしまったらいいなぁ。」という母の願いを・・・
今日は何位かな?