小説「三体」の返却に市立図書館へ行ってきました。
中国の作家『劉慈欣』が書いて累計2000万部以上も売れているベストセラーです。
サイトでこの本を予約してから3ヶ月以上も待たされました。私の後にもまだ8人の予約待ちが居るようです。
内容はといえば、文化大革命から現代までの中国を舞台にして、地球外生命体と人間の交信が主題なのですが、
SF小説では最高峰のヒューゴー賞をアジアの作品として初めて受賞しています。
小説の着想が、物理学の難問『三体問題』から着想を得たとあって・・・素粒子、ナノマテリアル、量子コンピュータ、VR、etc、理系脳の人にはかなり楽しめる内容です。
しかし、
私はといえば工業高校に入ってから理系の科目が全く合わないと気づき、やむなく文系に進学したような柔な人間なので少々荷が重かったかなという感じがしています。
でも、
それらの理系な部分を除いては、このところ宮城谷昌光の中国歴史小説を読み込んでいるので、
日本人と歴史的なスケールが違う中国的思考が理解できたので、まったく違和感もなく一気に読み終わりました。
その中で最も印象に残ったのは、
始皇帝が三千万人の兵を集め、兵士を1ビットとして人間でコンピューターを作った場面です。
いかにも大陸的な考え方だなと感心し・・・思わず喝采してしまいました。
さて、
今日「釜〆」を受取りに氏神神社に行ってきました。
新年を迎えるにあたり、御札などを新しく祀り替えるのを釜〆(かまじめ)といいますが、
我が家では、文化大革命よりも前から続いている行事です。
今日は何位かな?