なぜ私は「販売しないFP」を選んだのか|資産家サラリーマンを育てるという生き方
こんにちは。「共働きサラリーマン資産家夫婦の売らないお金の学校」を運営しているマサです。
今日は、私がなぜ「販売しないFP」という少し珍しい形で活動しているのかをお話しします。
FPというと、保険や投資信託を販売して手数料を得るというイメージを持つ方が多いと思います。
でも私は、保険も金融商品も一切販売していません。
「えっ?じゃあどうやって仕事にしているの?」
そう聞かれることがよくありますが、私は“金融商品を売る”のではなく、“お金の仕組みを伝える”ことを仕事にしています。
そして、現在でも給与収入、インデックス投資での資産拡大、不動産からの家賃収入があります。
なので、FP活動での収入は、生活には必要ありません。生活の基盤を築き上げた上で、FP業としてスタートできると思ったので、スタートしました。
お金の不安を「販売」ではなく「学び」で解決する
世の中には、将来に不安を抱える人が本当にたくさんいます。
教育費、住宅ローン、老後資金、相続…。 不安の種類は違っても、「どうすれば安心できるのか」がわからないという点は共通しています。
そして、多くのFP相談は「販売」がゴールになっています。
相談そのものは無料でも、最終的には保険や投資信託の提案につながるケースが多いのが現実です。
私はこの構造に強い違和感を持ちました。 不安を“商品で解決する”のではなく、“知識と行動で解決する”。 それが本来のFPの役割ではないかと思ったのです。
だからこそ、私は販売を行わないFPとして活動しています。 お客様の立場に立ち、中立的な立場で、長期的に資産を育てる方法を伝える。 それが私の仕事です。
サラリーマンとして働きながら、資産を築いてきた
私は今も会社員として働いています。 真珠の卸売会社で海外営業を担当し、世界中を飛び回りながら仕事をしています。
一方で、サラリーマンとして働きながら、インデックス投資と不動産投資を組み合わせて資産を築いてきました。 どちらも地道な積み重ねの結果です。
今では、給与・投資・家賃・FP業からの収入すべてを合わせても、生活費に依存していません。 つまり、経済的自由を達成しています。 お金のために働くのではなく、働くことそのものを楽しみながら続けられる状態です。
だからこそ、私が伝える内容には“再現性”があります。 机上の理論ではなく、自分が経験して実践してきた「現実的な資産形成」。 それをベースに、同じように資産形成を目指す方々をサポートしています。
「資産家サラリーマン」という生き方
私は今、ひとつのテーマを掲げています。 それが、「資産家サラリーマンを育てる」ということ。
サラリーマンでありながら、投資や家計管理を通じて経済的自由を手に入れる。 それは特別な人だけのものではありません。 正しい知識と仕組みを持てば、誰にでも実現できる生き方です。
給与に加え、投資や不動産からの収入を持つことで、経済的な安定が増し、精神的な余裕も生まれます。 この“仕組み”を整えることが、豊かな人生の土台になるのです。
資産家サラリーマンとは、 「お金に縛られず、働くことを自分で選べる人」。 私は、そんな人を一人でも多く増やしたいと考えています。
家計は“節約”ではなく“設計”で黒字にする
資産形成は、投資の前に家計の設計から始まります。 我が家では年間の手取りが約1,400万円。 生活費は430万円に抑え、毎年970万円の黒字を出しています。
この黒字をもとに、 ・インデックスファンドへの自動積立(年間430万円) ・不動産購入資金や教育資金の積立 を行っています。
ポイントは「感情ではなく仕組みで動かす」こと。 固定費を見直し、積立を自動化することで、努力しなくても黒字が続きます。 この方法は、共働き・子育て世帯でも十分に実践できます。
家庭こそ最高の金融教育の場
お金の教育は学校だけでは完結しません。 むしろ、家庭の中でどうお金と向き合うかが最も大切です。
親が日常生活の中でお金をどう使い、どう貯め、どう投資しているか。 子どもはそれを自然に学び取ります。 「お金は育てるもの」という考え方を家庭の中で伝えることが、 将来お金に困らない人生を送るための最高の教育だと思います。
『となりの億万長者』が教えてくれた成功の法則
私が資産形成の考え方を深めるきっかけとなったのが、 トマス・J・スタンリー著『となりの億万長者』です。
この本で紹介されている調査によると、 ミリオネアの多くは「一代で資産を築いた人たち」です。 彼らは高収入ではなくても、収入の範囲で生活し、倹約を続け、長期的に投資を行うことで富を築きました。
一方で、相続した資産を浪費してしまう人も少なくありません。 つまり、「築く力」だけでなく、「守る力」「伝える力」が大切なのです。
この本を読んで、私は強く共感しました。 資産形成とは、派手さではなく、地道な継続の積み重ね。 そして、それを次の世代へ伝えていくことに本当の意味があると気づきました。
お金を「使う」「増やす」「残す」バランス
お金の使い方は、人生の価値観そのものです。 私はお金を3つの力で考えています。 「使う力」「増やす力」「残す力」。
どれか一つに偏ると、豊かさのバランスが崩れます。 お金を使って経験を増やし、投資で増やし、家族を守る。 この3つのバランスを取ることが、本当の“豊かさ”だと思っています。
販売しないFPという生き方
販売をしないということは、短期的な利益を手放すということです。 でも、その代わりに得られるのは「信頼」です。
私はFPとして、金融商品を売るのではなく、人生の軸を整えるお手伝いをしています。 知識を押し付けるのではなく、行動をサポートする。 “教育型FP”として、長期的な安心を一緒に作っていくことを目指しています。
次世代に伝えるという使命
資産形成の知識や経験は、次の世代に伝えてこそ価値があります。 金融リテラシーは“相続できる財産”です。 親が実践する姿を見せることで、子どもたちが自然に学びます。
そして、もしあなたが資産形成で成果を感じたなら、 次は「教える側」に回ってください。 その連鎖こそ、社会全体の豊かさを作る力になると思います。
まとめ:お金のために働く時代から、お金と共に生きる時代へ
経済的自由とは、働かないことではありません。 「働くことを自分で選べること」。 お金に縛られず、自分らしく生きられる状態です。
私は「販売しないFP」として、これからも誠実さと再現性を軸に、 お金の不安をなくし、豊かに生きるための知識を発信していきます。
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