今朝の新聞にありましたが…その投資大丈夫ですか?と心配になりました。
東京都在住40代会社員の方が妻の友人に不動産投資しているのをみて触発され今の副業ブームに乗り超都心でワンルームマンション購入したという記事。
きちんと妻のそのご友人から投資結果と実績を確認されたのでしょうか??
非常に心配です。。記事では副業大家がブーム!みたいな感じで煽っていてそれを鵜呑みに投資されてしまうのは非常に考えものです。
記事には区分マンション総額8000万で4戸。
1戸あたり平均2000万と見ると、、まずそこで「あ~これから大変ですね・・・」と見えてしまいます。
都心6区内で築後20年前後と推測すると表面利回りで4.5%前後です。2000万は不動産会社提携先の銀行からフルローンで金利1.7%、期間35年でしょう。すると結果は・・・
家賃収入:年90万円
空室損3%:年3万
運営費25%:年22万
①実質収入:年65万
借入返済:年75万
税引前CF:▲10万
更に深刻なのは税引き後CFを計算すると…
②減価償却費:年25万
③支払利息:年34万
課税所得:年6万(①65-②25-③34)
税率33%仮定:年税額約2万ですから税引後CF:▲12万とさらに悪化します。
そして記事には法人化すると融資の枠が増えるなどとありますが、サラリーマン投資家の法人ではそんな影響力は全くありません!
法人化すれば税理士に決算書等を作成依頼しなければなりませんので、その顧問費用でも年25万くらいは最低かかりますので更に手取りのキャッシュフローはマイナスになります。
年間赤字でもフルローンで自己資金少なくて、そして生命保険の替わりとしても運用でき、いづれ借金完済になればそのまま家賃収入が入ってきて資産になると言われて買ってしまうそうですが、最初から普通に正統な生命保険に入って別の運用先がもっとありそうです。
しかしこういう事案は10年以上前からありますが、、投資用1Rマンションの流通性や換金性という意味では大変残酷ながらそれが下支えになっているのも事実かもしれません。。
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井上隆司 Ryuji Inoue mail: inoue@asset-b.co.jp