来週のポイントはこれだ | マルメンライトのブログ

来週(4月24~28日)は、米国で25日に3月の新築住宅販売、26日に3月の耐久財受注、27日に1~3月期の国内総生産(GDP)速報値、28日に3月の個人消費支出・個人所得の発表。

 欧州では28日に1~3月期のユーロ圏GDP速報値の発表。27日にトルコ中銀が、28日にロシア中銀がそれぞれ政策金利を公表。

 国内では27~28日に植田和男日銀総裁の就任後初の金融政策決定会合。28日は植田総裁の記者会見のほか、主要な経済指標の発表が控える。3月完全失業率と有効求人倍率、鉱工業生産指数の速報値、商業動態統計、4月の東京都区部消費者物価指数(CPI)発表。

 日米で企業の決算発表が本格化する。24日にニデック(6594)、26日にアドバンテスト(6857)やファナック(6954)、27日に信越化学工業(4063)やOLC(4661)、28日にコマツ(6301)やソニーG(6758)が3月期の通期決算を発表。1~3月期決算では26日にキヤノン(7751)、27日に中外製薬(4519)決算発表予定。

 米国では24日にコカ・コーラ、25日にマクドナルドやスリーエム、マイクロソフト、26日にボーイングやメタプラットフォームズ、27日にアマゾン・ドット・コムなどが1~3月期決算を発表。

 来週は新規株式公開(IPO)が3件。25日にレオス・キャピタルワークス(7330)、26日にはスタジアム(9157)とRidge-i(リッジアイ、5572)がそれぞれ東証グロースに上場。



【注目ポイント】

▽米国 

1~3月期の国内総生産(GDP、速報値、27日)

 前回の2022年10~12月期の米実質GDP(季節調整済み、確定値)は年率換算で前期比2.6%増加。個人消費と輸出の下方修正で、改定値の2.7%から小幅に伸びが縮小。14日に発表された3月の小売売上高は前月比1.0%減と2カ月連続で減少。シリコンバレーバンク(SVB)の破綻をきっかけにくすぶっている金融不安も、企業マインドにブレーキをかけてGDPを押し下げる要因となるとの見方もある。米アトランタ連銀が主要な統計結果を参考にGDPの伸びを試算する「GDPナウ」では、1~3月期のGDP伸び率を2.5%(18日時点)と予想。


▽国内 

日銀

金融政策決定会合

(27~28日)

 植田日銀総裁にとって就任後初の金融政策決定会合。就任会見では大規模な金融緩和策を当面は継続していくとの方針を示していた。市場では植田総裁について当面は金融引き締めに慎重なスタンスだと受け止められており、早期には金融政策の修正に取り組まないとの見方が大勢。


▽IPO 

レオス・キャピタルワークス(7330)

東証グロース

新規上場(25日)

 投資信託委託業務、投資顧問業務を主力とする。運用するすべての公募投資信託に「ひふみ」の名称を使用しており、ひふみによる資産形成の普及を目指している。少額から始められる「つみたて投資」を重要視し、「つみたて口座数日本一」を目標に掲げる。


 投資信託委託業務では、投資信託の設定、運用と販売を担う。投資先は定量情報の分析だけでなく、アナリストらが直接企業に足を運んだうえで独自に選定するのが特徴。直接販売と間接販売の2つのチャネルを持ち、2023年2月末時点で大手金融機関など96社の販売会社と取引している。投資顧問業務では、投資一任契約に基づき、国内企業年金基金と海外ソブリンウェルスファンドなどを受託し運用している。全社での運用残高は21年5月に1兆円を超えた。
 21年4月にベンチャー企業への出資を目的とする完全子会社「レオス・キャピタルパートナーズ」を設立。

 

 

 

 

 

 

 

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