
来週(8月22~26日)は22日に7月の首都圏マンション販売やコンビニエンスストア売上高、23日にスーパー売上高、26日に8月の東京都区部消費者物価指数(CPI)が発表される。
米国では23日に7月の新築住宅販売、24日に耐久財受注、25日に4~6月期の国内総生産(GDP)の改定値が公表される。
米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)が25日から27日まで開催。
25日に韓国中銀が政策金利を発表。
米国では24日にセールスフォースやエヌビディア、25日にギャップなどが5~7月期決算の発表を予定。
エヌビディアは8日、5~7月期の業績予想の下方修正を発表。主力のゲーム向け画像処理半導体(GPU)の販売が急減し、データセンター部門は大幅増収だったが会社予想を下回った。
【注目ポイント】
▽国内 8月の東京都区部消費者物価指数(CPI、26日)
7月の東京都区部の消費者物価指数(CPI、中旬速報値、2020年=100)は生鮮食品を除く総合が102.1と、前年同月比で2.3%上昇した。伸び率は消費税増税の影響があった2014年12月(2.3%上昇)以来、7年7カ月ぶりの高水準で、11カ月連続の上昇となる。
食料品や電気料金、家電製品などの値上げが相次ぎ、物価を押し上げている。
8月CPIの市場予想によると、中央値は19日11時30分時点で2.5%上昇。食料品の値上げや光熱費の上昇は続いており、伸びが加速すると予想されている。
▽米国
ジャクソンホール会議(25~27日)
毎年8月にカンザスシティ連邦準備銀行が米国ワイオミング州のジャクソンホールで経済政策シンポジウムを開催する。
8月は米連邦公開市場委員会(FOMC)がなく、金融政策に関する情報発信の場となっており、米連邦準備理事会(FRB)高官の発言に注目が集まる。
7月のFOMC後に記者会見したFRBのパウエル議長は次回9月のFOMC以降は利上げペースが減速すると示唆した。FOMCの議事要旨でも「どこかの時点で利上げペースを落とすのが適切」との見方が示されている。株式市場では7月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことで利上げペース鈍化への期待が広がった。FRBは景気よりもインフレ抑制を重視する姿勢を示している。

クリック!!!