来週(11月22~26日)は、23日に10月の米中古住宅販売、24日に7~9月米国内総生産(GDP)の改定値と10月の米耐久財受注、25日に10月の米個人消費支出(PCE)・個人所得と米新築住宅販売の発表予定。
11月2~3日に米連邦準備理事会(FRB)が開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨の公表。
このFOMCでは量的金融緩和の縮小(テーパリング)開始が決定された。
欧州ではドイツで24日に11月の独Ifo景況感指数の発表がある。ニュージーランドが24日、スウェーデンが25日に政策金利を発表する予定。
国内では22日に10月のコンビニエンスストア売上高、25日に10月のスーパー売上高と百貨店売上高、26日に11月の都区部消費者物価指数(CPI)の公表。
新規株式公開(IPO)は3社。
24日にラストワンマイル(9252)とサイエンスアーツ(4412)、25日にスローガン(9253)が東証マザーズに上場。
23日は勤労感謝の日の祝日で日本が休場、25日はサンクスギビングデーで米国が休場。
【注目ポイント】
▽国内
10月のコンビニエンスストア売上高(22日)
日本フランチャイズチェーン協会がまとめた9月のコンビニエンスストアの既存店売上高(速報値)は、前年同月比0.6%増の8786億円で、増加は2カ月ぶり。
たばこ増税前の駆け込み需要があったほか、巣ごもり需要で調理麺やデザート、菓子、酒類などの売り上げが好調。10月はたばこ税増税後の反動があるものの、新型コロナの緊急事態宣言などが解除された。
▽米国
10月の米中古住宅販売(23日)
米新築住宅販売件数(25日)
米商務省が10月に発表した9月の新築住宅販売件数は80万戸で、前月(70万2000戸)から14.0%増加。
6カ月ぶりの高水準で、市場予想を大きく上回った。中古住宅の販売件数も、629万戸と前月比7.0%増え、8カ月ぶりの高水準。
物件の供給量が増えたうえ、住宅ローン金利の上昇を予想し、購入を急ぐ人が多かったようだ。ただ、様々な住宅価格指数は高止まりしており、購入のハードルは上がっている。
▽IPO サイエンスアーツ(4412)
マザーズ上場(24日)
オフィス外で働く「デスクレスワーカー」が仕事の現場で利用できるコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」(バディコム)を開発する。
通話やチャットを通じた人同士のコミュニケーション機能に加え、映像や位置情報などを共有できる。現場の映像を共有しながら対話したり、特定の範囲にいる人に話しかけるなど様々な使い方ができる。販売代理店を通じて月額課金のサブスクリプション方式でサービスを提供しており、ユーザーはスマホやタブレットにアプリをインストールすれば利用できる。
導入中の顧客はJR東日本(9020)やJAL(9201)などの交通機関、イオン(8267)グループなどの小売業をはじめ幅広い業種に及ぶ。
サービスを使いやすくするイヤホンマイクやヘッドセットなどのアクセサリーも取り扱う。
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