来週(10月18~22日)は、18日に中国の2021年7~9月期の国内総生産(GDP)が発表予定。
国内では、21日に日銀が金融システムレポートを公表。20日には9月の貿易収支、22日に9月の全国消費者物価指数(CPI)や8月の勤労統計が発表される。米国では18日に9月の鉱工業生産が発表予定。
日米で企業決算の発表が続く。
米国では、19日にジョンソン・エンド・ジョンソンとネットフリックス、20日にテスラやバイオジェンが21年7~9月期決算を発表する。
日本では週後半から2022年3月期決算の発表が本格化する。21日にディスコ(6146)、22日に東京製鉄(5423)が2021年4~9月期決算を発表する。中外製薬(4519)は22日に2021年1~9月期決算を発表。
19日はマレーシア市場、20日はインドネシア市場がムハンマド生誕祭のため休み。22日はタイ市場がチュラロンコン大王記念日のため休場。
【注目ポイント】
▽中国 7~9月期のGDP(18日)
中国エコノミスト調査によると、中国の2021年7~9月期の国内総生産(GDP)伸び率の予測平均値は5%。
内需の停滞や原材料高を受けて、9月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.6と、景気判断の境目である50を下回った。また恒大集団の経営危機問題により、GDPに占める割合が高い不動産セクターに影響が波及するなど中国景気に下押し圧力が強まっている。
▽ディスコ
2021年4~9月期決算(21日)
ディスコの2021年4~9月期決算は、コンセンサスによると、売上高が前年同期比18%増の約571億円、純利益が同30%増の約136億円の予想だ(10月12日時点)。同社の4~6月期の受注高は過去最高水準。半導体は世界的に不足しており、半導体メーカーの増産に伴って製造装置の需要は高止まりしている。特にディスコの生産する研磨装置や砥石などの消耗品は、半導体生産量の増加が需要増加に直結しやすい。
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