来週(12月21~25日)もIPO(株式新規公開)ラッシュ。
ベビーシッター業界最大手のポピンズホールディングス(7358)や企業のウェブサイトの改善を手掛けるKaizen Platform(4170)、給排水器具のSANEI(6230)など12社が上場予定。
国内の経済統計は25日に11月の完全失業率と有効求人倍率、12月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)が発表となる。
米国では、22日に7~9月期の国内総生産(GDP)確定値が公表される。23日には11月の耐久財受注額が発表される。
トルコでは24日に中央銀行が金融政策決定会合を開く。
国内では小売り企業の3~11月期の決算発表が始まる。来週は21日に西松屋チェーン(7545)、25日にニトリホールディングス(9843)や高島屋(8233)などの発表。
24日には出前館(2484)が9~11月期の決算を発表する。
25日は米国をはじめ、欧州やアジア各国で休場となる。
▽国内
小売りの3~11月期決算発表始まる
25日はニトリHDや高島屋の3~11月期の決算発表がある。ニトリHDの21年2月期通期は純利益が前期比19%増の853億円、売上高は9%増の7026億円を見込んでいる。
島忠へのTOB(株式公開買い付け)が成立する可能性が大きく、創業者の似鳥昭雄会長の発言にも注目が集まる。一方で高島屋は8月まで2四半期連続で営業赤字だ。2月期通期でも営業赤字を見込んでいる。
▽トルコ
中銀が政策金利を発表(24日)
11月19日開催の前回会合では主要な政策金利の1週間物レポ金利を4.75%引き上げて、年15%にした。トルコリラは11月初めに対円で過去最安値をつけるなど12円台前半まで下げていたが、利上げ観測が広まると13円台後半まで買われていた。
米欧による対トルコ制裁の拡大や国内の経済見通しに対する懸念から、足元では再び下落して13円台前半で推移している。就任後すぐに利上げを実施したトルコ中央銀行のアーバル総裁が市場にどのようなメッセージを発信するのか注目。
▽IPO
ウェルスナビ(7342)
マザーズに上場(22日)
自動で資産運用を指南するロボアドバイザーを手掛ける。年齢や金融資産額などの質問をもとに適した運用プランを導き出し、世界の株式や債券に分散投資する。投資先の決定や発注、資産配分の変更などはすべて自動。預かり資産の残高は今年10月に3000億円を突破した。資産運用のフィンテック企業としては初の上場となる。
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