来週(11月9~13日)は、国内で4~9月期や1~9月期の決算発表がピークを迎える。1500社超の企業が発表を予定している。米国では、ウォルト・ディズニーやクラウド監視のデータドッグなどが7~9月期決算を発表する。
国内では9日に9月の景気動向指数速報値、10日に10月の景気ウオッチャー調査が公表される。11日は10月の工作機械受注、12日には9月の機械受注統計の発表がある。
10日に中国国家統計局が中国消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)を発表する。12日には米国で10月の米CPI、欧州で9月のユーロ圏鉱工業生産が公表される。
12日は英国で2020年7~9月期の実質国内総生産(GDP)速報値が発表となる。
11日はニュージーランド準備銀行が政策金利を発表する。12日には、11会合連続で利下げ中のメキシコ銀行が金融政策決定会合を開く。
▽海外
10月のCPI(中国10日、米国12日)
中国と米国、どちらも9月のCPIは伸び悩んだ。中国は前年同月比で1.7%上昇したものの、伸び率は前月から鈍化して1年7カ月ぶりの低水準となった。米国も前月比で0.2%上昇するも6~8月の伸び率と比べると減速している。
▽国内
企業の決算発表がピーク
ソフトバンクグループ(SBG、9984)が9日に決算を発表する。同社が運営するビジョン・ファンドの運用状況や、出資先のアリババ集団傘下の金融会社アント・グループの上場延期に言及するか、孫正義会長兼社長の記者会見に注目が集まる。
富士フイルムホールディングス(4901)や楽天(4755)、新興市場では作業服大手のワークマン(7564)や新型コロナ禍で話題の電子商取引サイト制作のBASE(4477)などの決算発表がある。
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