来週(5月25~29日)は、29日に4月の有効求人倍率と完全失業率の発表。同日、経済産業省は4月の鉱工業生産指数を公表。
海外では、28日に米国で4月の米耐久財受注額が発表される。
韓国では韓国銀行(中央銀行)が政策金利を公表す。現在の政策金利は年0.75%。3月半ばに開いた臨時の金融通貨委員会で過去最低の水準に引き下げ、4月は据え置いた。
29日はユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が公表される。
インドとブラジル、カナダが1~3月期の国内総生産(GDP)を発表する。
25日はニューヨークやロンドン、シンガポール市場などが休場
【注目ポイント】
▽国内 決算発表終盤
20年3月期の決算発表が終盤を迎える。新型コロナで決算発表を延期した清水建(1803)や味の素(2802)、東レ(3402)などが出そろう。リクルート(6098)や日立(6501)も来週。すでに決算発表を終えた企業では、21年3月期(今期)の業績や配当予想を未定とするケースが増えている。来週に決算発表を控える大手企業の動向に注目が集まる。
▽新興国
インド・ブラジル1~3月期GDP(29日)
新型コロナの感染者数はインドで10万人超、ブラジルは29万人超で世界3番目の多さとなった(21日時点)。インドが都市封鎖(ロックダウン)を始めたのは3月下旬。ブラジルは3月に感染が広がり、通貨レアルも安値となるなど経済への打撃は大きい。1~3月期GDPに新型コロナがどこまで影響するか不透明だが、経済成長率の鈍化は不可避とみられる。
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