来週(9月30日~10月4日)は日米の企業景況感の指標に注目。
日銀は10月1日に9月の全国企業短期経済観測調査(短観)を発表。
製造業の景況感は6月調査から悪化が見込まれている。
米国では、米サプライマネジメント協会(ISM)が10月1日に9月の製造業景況感指数、3日に9月の非製造業景況感指数を発表する。4日には9月の米雇用統計の発表を控える。
国内では小売業の2019年3~8月期決算の発表がある。
しまむら(8227)が9月30日、10月2日にニトリHD(9843)が10月2日、オンワードHD(8016)が4日だ。
新規株式公開(IPO)は2社。システム開発・運用保守サービスのPSOL(4450)が1日に東証マザーズ、医療機器販売のレオクラン(7681)が2日に東証2部に上場する。
中国は10月1日に建国70周年を迎え、7日まで休みとなる。香港は1日が休み、韓国は3日が休場。
日本は10月1日から消費税率が8%から10%に引き上げられる。
【注目ポイント】
▽日本
日銀短観(10月1日)
市場が注目する大企業・製造業の業況判断指数(DI)は3期連続の悪化が避けられそうにない。民間予想の中央値はプラス2となっており、6月調査(プラス7)から悪化する。米中貿易摩擦や中国景気の減速を背景に、DIが6年半ぶりにマイナス圏に沈むとの予想も出ている。
▽中国 国慶節(10月1日)
国慶節で建国70周年を迎える中国は1日から7日まで休みになる。中国人の訪日旅行客(インバウンド)が増える時期だ。抗議デモが続く香港に向かう中国本土人が減っている分、日本への旅行客が増えるかもしれない。消費増税の影響を受けないインバウンド需要が国内の小売りや観光関連の消費を盛り上げるかどうか。
▽IPO
レオクラン
東証2部(10月2日)
医療機関の新築・移転を企画段階から開業後まで総合的にコンサルティングし、医療機器や設備などを一括販売する事業が売り上げの9割以上を占める。比較的大型の病院がメイン顧客で、営業エリアは全国に広がっている。放射線機器など大型機器を中心に多彩な商品を取り扱う。
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