今週のポイントはこれだ!! | マルメンライトのブログ

今週(8~12日)は日米欧の中央銀行のスタンスに注目が集まりそうだ。

日銀は8日に支店長会議を開く。

ユーロ圏では欧州中央銀行(ECB)が10日に理事会を開催する。米連邦準備理事会(FRB)は10日、3月19~20日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表する。

景気の先行きに慎重な「ハト派」姿勢が際立ったFOMCだっただけに、議論の詳細が気になるところだ。

 国内の経済指標は、10日に2月の機械受注統計や3月の企業物価指数が発表される。

中国では国家統計局が11日に3月の消費者物価指数と卸売物価指数を発表する。12日には中国の3月の貿易統計の発表がある。

 米国ではJPモルガンやウェルズ・ファーゴが12日に2019年1~3月期の決算発表を発表する。

 

国内では小売り企業の決算発表が目白押し。高島屋(8233)やニトリHD(9843)が8日、2月期決算を発表。カジュアル衣料「ユニクロ」のファーストリテイリング(9983)の18年9月~19年2月期決算は11日だ。

 自動車や機械などを制御する組み込み基本ソフト(OS)を開発するヴィッツ(4440)が8日、東証マザーズに上場する。


 20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が11~12日、ワシントンで開かれ、国際通貨基金(IMF)・世界銀行の春季会合が12~14日の日程で開催される。

 アジアではタイが8日は休場、フィリピンは9日が休場だ。


【注目ポイント】
▽国内 

日銀の支店長会議(8日)
 日本橋・本石町の本店に全国の支店長が集まり、各地の経済情勢を地域経済報告(さくらリポート)にまとめ、公表する。黒田東彦総裁のあいさつもある。1月のさくらリポートでは9地域のうち、北海道と中国の2地域の景気判断を引き上げた。

日銀は4月25日公表の「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で経済と物価の見通しを示すが、その道筋を探るうえで今回のさくらリポートは注目だ。

▽米国 

FOMC議事要旨(10日)
 FRBは3月19~20日開催のFOMCで19年10~12月期の政策金利見通しを引き下げ、年内の利上げ回数はそれまでの「2回」から「ゼロ」になった。

米経済の見通しも下方修正した。市場が想定していた以上にハト派色の濃い内容だった。議事要旨を受け、FRBのスタンスがよりハト派に傾いていると市場が判断すれば、米長期金利に低下圧力がかかりそう。米株式相場は好感するかもしれない。

▽IPO ヴィッツのマザーズ上場(8日)
 自動車やデジタル家電、工作機械などに組み込むソフトウェアをメーカーから受託して開発している。近年は自動車など多くの機器がインターネットなどに接続するためセキュリティが課題となっており、自動車メーカーには「組み込みセキュリティサービス」などを提供している。システムズエンジニアリング事業では、自動車向け仮想環境シミュレーション技術の提供、車載制御モデルの開発も手がける。

 

 
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